常盤貴子もびっくり! ドラマ「TAROの塔」は本物の美術品を使って撮影!
NHK総合で2月26日(土)よりスタートするドラマ「TAROの塔」の会見が都内で行われ、出演者の松尾スズキ、常盤貴子、田辺誠一、寺島しのぶらが出席した。
同作は、芸術家・岡本太郎の生誕100年を記念し、その生涯をドラマ化。大阪万博の「太陽の塔」が完成するまでの軌跡を中心に、小説家・岡本かの子(寺島)と漫画化・岡本一平(田辺)の子として生まれた太郎の幼少時代や、生涯のパートナーである岡本敏子(常盤)との関係を描く。
松尾はドラマについて「太郎さんの言葉に『芸術とはきれいであってはならない、うまくあってはならない、心地よくあってはならない』という言葉があるのですが、まさにその言葉を反映したような、いい意味でポップでないというか、ごつごつした手触りを残した、後から効いてくるようなドラマになっているかな、と思います」と作品について語った。
前から岡本かの子の人生に興味があったという寺島は「昔、テレビで岡本かの子さんの特集を見てから、とてもドラマチックでショッキングなかの子さんの人生について考えていたので、ドラマのお話をいただいたときは『やらせていただきます』と即答してしまいました」と役柄への思いを明かした。
また、田辺は撮影が始まる前に大阪を訪れたようで「大阪で太陽の塔を実際に見たのですが、感動して300枚くらい写真を撮ってしまいました(笑)」と撮影前にエネルギーをもらった様子。
「太陽の塔」制作当時の太郎のアトリエを再現したセットでは、本物の作品を運び込んで撮影が進められた。常盤はこれついて「セットに『ノン』というオブジェが来たときに、大勢の警備員に囲まれながら運ばれてきて驚いてしまいました。普通のドラマでは、本物の美術作品と一緒に撮影することはあまり許されないと思うのですが、今回はかなり多くの本物の作品と一緒に撮影できたのが印象に残っています」と撮影を振り返った。そして作品の魅力については「今まで見たことのないようなドラマになっています。自分で腑に落ちる何か、というものではなく、初めて目にするものなので戸惑ってしまう、脳が混乱してしまう、というような作品になっていると思います。だからこそ早く次が見たいという気持ちになりました。これはもしかしたら『事件』であるかのようなドラマになるのではないかと思っています」と力強くアピールした。
2月26日(土)スタート
毎週土曜夜9:00-9:55 NHK総合で放送