前田敦子、多忙なスケジュールをこなした10年前の自分に感謝
10年ぶりに同級生と再会するというストーリーにちなんで、10年前の自分について聞かれると、中西は「ペン習字習っときなさいよ、って言いたいです」と、今でも字がうまくないことを告白。
当時は16歳の高校生だったという白洲は「中学では丸坊主で野球をやっていたんですけど、高校ではモテたくてモテたくてダンス部に入って、ヘアワックス使ってカッコつけてました」と語ると、一同ビックリ。
前田から「坊主にワックスつけてたの?」と言われ、「そんなことない、ちゃんと伸ばしてから(笑)」と返し「でも、結果全然モテなくて、野球やっていた時の方がモテていたんじゃない?って言われていましたね(笑)」と思い出を語った。
10年前には尾上と合宿をしていたという高良は「当時一緒に演技していた人たちは辞めていった人もいるけど、今こうして舞台に立ってるぞ!って伝えたいですね」と、しみじみ。
さらに、「その合宿で人狼ばっかりやっていたんです。先に流行りものやったぞ! 人狼流行ったぞ!って、当時の自分に言いたいですね(笑)」と自慢げに聞かせた。
また、マネジャーが10年前のスケジュールを見せてくれたという前田は「その日はレコーディングして、東京ビッグサイトで握手会して、ソロのグラビア撮影があって、その後で地方を周った後、4日後にニューヨークに行ってました」と当時の多忙ぶりを披露。
「このスケジュールうらやましいって思いました(笑)。頑張っていたんだと思うし、このときの頑張りのおかげで今がすごい元気だよって、10年前の自分に伝えたいです」と語った。
続けて、高良が「尾上くんの元カノにたまたま会えたんですよ」という現場でのエピソードを公開。奥野から「翌日の撮影のテンション違っていたもんね」とツッコまれた尾上が「そんなことはないわ!(笑)」と返して、会場は笑いに包まれた。
そんな舞台あいさつの最後に、樋口監督は「この青春ファンタジーなんですけど、BL要素があったり、親子模様が描かれていたり、高良さんが前回の舞台あいさつで言った『(ジャンルにとらわれない)“葬式の名人”というジャンル』という言葉がしっくりくる作品です。頭を柔らかくして見てください」とアピール。
続けて、高良が「今日みたいに現場も独特な空気になっちゃうんです。そういう空気が映画からも伝わる作品だと思います」と語り、前田も「ジャンルにとらわれない不思議な作品になっています。前向きで明るいすがすがしい映画だなって思える作品です」と言って、イベントの幕を閉じた。
9月20日より全国順次公開
出演=前田敦子、高良健吾
白洲迅
尾上寛之、中西美帆、奥野瑛太、佐藤都輝子、樋井明日香
中江有里、大島葉子、佐伯日菜子、阿比留照太(子役)
桂雀々、堀内正美、和泉ちぬ、福本清三、栗塚旭
有馬稲子
監督=樋口尚文
原案=川端康成
脚本・プロデューサー=大野裕之
▼公式サイト
http://soushikinomeijin.com/