成宮寛貴が尾崎豊を演じ「こんな未知数な仕事がやりたかった」
テレビ東京系で3月21日(月・祝)に放送されるドラマ「尾崎豊 20th メモリアル イヤーズ 特別企画『風の少年~尾崎豊 永遠(とわ)の伝説から』」の取材会が2月22日、都内で行われ、主演の成宮寛貴、原作者の須藤晃氏が出席した。
同作は、須藤晃氏の著書「尾崎豊 覚え書き」(小学館文庫)を基に、尾崎豊の半生を初のドラマ化。16歳の尾崎(成宮寛貴)は、レコード会社CBSソニーのオーディションで須藤(高嶋政宏)と出会い、歌手デビューを目指していく。
須藤氏は、成宮が尾崎役に決まった時のことについて「尾崎豊を主人公とした映画やドラマの話は、今までに山のように頂いていました。ですが、なかなか(尾崎を)やれる方がいなかったんです。成宮さんを初めて知ったのは10年くらい前なんですけど、尾崎豊に感じの似ている人だなって思っていました。今回のドラマをやるに当たって、候補の方が何人か挙がっていたんですが、僕は『成宮さんにやってほしいな』って言いました。実際に、成宮さんに決まった時は、うれしかったという気持ちと、ホッとしたという感じがありましたね」と明かした。
オファーを受けた時は、かなり迷ったという成宮は、「尾崎豊という人は、伝説的なスターで、僕にとってはハードルが高過ぎるような気がしてました。『自分にできるのか?』っていう自問自答をしていました。そんな中で、ことしで芸能界デビュー11年目になるんですが、これからどんな作品をやったらいいんだろうって考えたんです。それで、尾崎豊をやってみようかなと思えるようになりました」と振り返った。
撮影の合間に取材会が行われたため、尾崎の衣装を着て登場したことについて「なんか緊張しますね。シャツとかも入ってますし(笑)。これからどうやって作っていこうかなって、いくら準備しても不安です。それが役者をやっている感じがして楽しいんですけどね。ドラマを見て『だっせーな』って思われないように、まだまだ試行錯誤中です。でも、今そういう未知数な仕事がやりたかったので、不安定な場所にいることが逆に心地いいです」と意気込みを見せた。
また、役作りに関しては「お墓参りにいったり、過去の映像を見たりしてみたんですけど、須藤さんといる時間が、一番の役作りになったと思います。須藤さんが僕を尾崎豊にしてくれるんです。魔法に掛かったような感じでした」と語った。
3月21日(月・祝)夜8:54-10:48 テレビ東京系で放送