NHK岐阜放送局の開局70周年を記念したドラマ「恋するキムチ」の全国放送が決定し、2月22日に東京のNHK放送センターで会見が行われた。会場には同ドラマに出演する貫地谷しほり、超新星のユナク、脚本を担当した横田理恵らが出席。
同作は2月18日に中部7県で放送され、放送後に視聴者からの反響が多く寄せられたため、3月21日(月)に全国放送されることが決まった。物語は岐阜県南部の各務原(かかみがはら)市を舞台とし、市の観光課に勤める伴野みのり(貫地谷しほり)と、各務原市の姉妹都市・韓国の春川(チュンチョン)市からの交換職員であるイ・ウォンジュン(超新星・ユナク)が、町おこしのためにオリジナルキムチ作りに挑戦する。
貫地谷は「撮影が夜遅くまであったり、ハードでほとんど寝られないようなスケジュールだったんです。でもそんなことを全く感じないくらい本当に素敵な作品に仕上がっていたので、みんな寝ないで頑張ってよかったなという気持ちでいっぱいです」と笑顔で語った。今回がドラマ初出演となるユナクは「仕上がった映像を見たら、まだ(ドラマ)初心者という感じで…。韓国の皆さんが見たらどう思うかちょっと心配です。でも“恋するキムチ2”が出ればいいなと思っています(笑)」としっかりアピール。
「自身が思う“母の味”とは何か?」の問いには、「煮込みハンバーグがすごく好きで、ハンバーグが嫌いないとこが、母の煮込みハンバーグを食べたら大好きになるくらいおいしいんです。おいしいものを食べさせたいという気持ちや愛がものすごくつまっているなと感じます」(貫地谷)、「一生懸命作ってくれるんですが、たまにあんまりおいしくないなと思っても“これは母の手の味だから”と言われます(笑)。僕のお母さんは肉のヤンニョム(合わせ調味料の総称)を作るのが一番うまいと思うので、それを作っていると“きょうはおいしく食べれるな”と安心するんです」(ユナク)と、それぞれの母の味について明かした。
演じる上で意識したことについて貫地谷は、「家族というものがすごく重要かなと思っていて、お父さんとみのりの関係とか、ちょっとそっけない感じも意識しました。最後の“うまいもの祭り”のシーンの中で、“完売しました!”と言うところでは、すごく感情が高まって“頑張ったな!みのり”と思えました」と今回の役を振り返った。また、ユナクは「女優さんと会うということですごく緊張しました。でも先に貫地谷さんがボクに話しかけてくれてうれしかったですし、すごく勉強になりました。超新星のメンバーからもうらやましがられましたね(笑)」と貫地谷と共演できたことの喜びを語った。
3月21日(月)昼1:05-2:00 NHK総合で放送