川村壱馬は自分と似ている部分がある?
――劇中で展開されるアクションも迫力満点!
アクションに関しては、アクション監督の大内(貴仁)さんがキャラクターごとに戦い方を作ってくださったんです。僕らはそれに沿って動いていただけです。
アクションといっても芝居の一つなので、佐智雄としての気持ちをしっかりと乗せるということを心掛けながら撮影に臨んでいました。
――鳳仙と敵対する鬼邪高の楓士雄というキャラクターの印象は?
楓士雄と佐智雄は似た者同士というか、お互いにフィーリングで感じる部分があるからこそ共鳴する部分も絶対にある。
だから、感覚的な部分でファーストインプレッションを大事にしようかなと。佐智雄と感覚が似ていると思います。
――楓士雄役の川村壱馬さんとの共演はいかがでしたか?
壱馬は真面目で筋の通っている子。この表現は壱馬にとっては嫌かもしれないけど、昔の僕にちょっと似ている部分があるかも(笑)。
いい意味で一匹狼的というか、自分の空気感や距離感というものを大切にしているような気がしました。今回は僕が壱馬を陰で支えることができたらなって思いながら彼の懐に入っていったつもりです。
壱馬も懐を大きく広げて迎え入れてくれたので、一緒に芝居をしていてすごく楽しかったです。
――さて、タイトルの「HiGH&LOW」にちなんだ質問を一つ。志尊さんの気分が「ハイ」になる時と「ロー」になる時は?
「ハイ」になるのは休みの日。「ロー」は雨の日です(笑)。外出する時に雨が降っていると、なかなかテンションが上がらないですね。
――そんな時はどうやって気分を上げていきますか?
テンションが上がりそうな音楽を聴きます。聴くジャンルは、その時の気分によって。いろんなサイトのランキングをアットランダムに流したりしています。
――今後、挑戦してみたい役はありますか?
特にこれというものはないんです。よく「この役とあの役って似ていたよね」って言われたりするんですけど、演じている僕としてはそういう感覚がなくて。
やっぱり、作品が違えば自然とキャラクターも変わってくるので、同じような役に見えたとしても常に新鮮ですし、自分の中では挑戦なんです。
ただ、僕はこれまで刑事や医者、先生といった堅い職業の役を演じたことがないので、そろそろやってみたいなという思いはありますね。これは、いずれ年齢を重ねていく中で巡り会えるかもしれないので、その時が来るまで待っていようかなと思います。
これからも、今だからこそできるものをどんどんやっていきながら、頂いた役の中で新たな発見ができたらいいなと思います。
※本記事内、高橋ヒロシの「高」は正しくはハシゴダカ。