マギー、北村一輝との掛け合いはまるで漫才!「関西のノリが楽しくてアドリブも多い現場」<スカーレット>
戸田恵梨香がヒロインを演じる連続テレビ小説「スカーレット」(朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。
同ドラマは、高度成長期時代の滋賀・信楽(しがらき)を舞台に、男性ばかりの世界をがむしゃらな強さと持ち前の明るさで生き抜く女性陶芸家・川原喜美子(戸田)の姿を描く。
喜美子を取り巻く、父・常治(北村一輝)や母・マツ(富田靖子)など個性豊かなキャラクターが注目される中、第1週(9月30日~10月5日)から喜美子を影ながら支える、マギー演じる大野忠信が登場した。
常治に戦地で命を助けられたことから恩義を感じ、住む家や常治の仕事の世話をするなど、川原家が信楽になじむよう、さりげなく心を尽くしており、喜美子らにとって頼りになる存在だ。
家族に迷惑をかけてばかりの常治のよき理解者であり、常治を“ジョーさん”と呼ぶほど慕う忠信と常治の掛け合いは、まるで漫才を見ているかのよう。そんなマギーが、「スカーレット」の出演が決まったときの気持ちや、北村との撮影エピソードなどを語った。
――「スカーレット」の出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
“朝ドラ”の出演は、「あまちゃん」(2013年)以来6年ぶりですね。やっぱり“朝ドラ”って特別なもので、「今度、朝ドラに出るよ」と言うと、周りのみんなが「おめでとう!」と祝ってくれるんです。オリンピックにでも出るかのように(笑)。
コントグループをやめて役者をやるぞ! と決めた30歳くらいの頃から、ふんわりとした憧れや夢として「大阪局制作の朝ドラに、昭和のおじさん役で出られたらいいな」と思っていたので、今回はそれがかなってうれしかったです。
何の作品を見てそう思ったのか覚えてないのですが、僕の中での“朝ドラ”のイメージは、「大阪ことば」の「昭和」の「家族」というものだったんですよね。その世界の住人になりたいという願望が前からあったので、すごくうれしいですね。