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“三谷幸喜大感謝祭”が開催! 最新作「国民の映画」が上演スタート!

2011/03/07 14:58

三谷幸喜の舞台最新作「国民の映画」が上演開始
三谷幸喜の舞台最新作「国民の映画」が上演開始

パルコ・プロデュース公演「国民の映画」の公開舞台稽古が、3月5日、東京・パルコ劇場で行われた。

同作品は、三谷幸喜生誕50周年となる2011年、「大感謝祭」と銘打って発表される新作のうち唯一、三谷自身が発案し、実現した企画。「国民の映画」は、1941年、ドイツ・ベルリンを舞台に政治に翻弄される映画人と政治に取り憑かれたナチス高官たちの人間ドラマ。ヒトラー内閣がプロパガンダのために作った宣伝省の初代大臣のヨゼフ・ゲッベルスは、すべての芸術とメディアを監視、検閲する権利を与えられていた。ある日、ゲッベルスは国内有数の映画人たちを招いてホームパーティーを開き、そこで全国民が誇れる理想の映画「国民の映画」を製作する計画を発表する。しかし、招かれてもいないのにやってきてしまったナチス高官や、ゲッベルスに取り入ろうとする人々の思惑が入り乱れ、物語はあらぬ方向へ展開していくというストーリー。

ゲッベルスを演じるのは小日向文世。ゲッベルスの妻・マグダを演じるのは石田ゆり子、空軍元帥ヘルマン・ゲーリングを白井晃が演じる。今回、親衛隊隊長ハインリヒ・ヒムラー役の段田安則や、三谷かねてからの熱い要望にこたえた映画監督エミール・ヤニングス役の風間杜夫が、三谷の舞台作品に初出演。ほか、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、吉田羊、小林勝也が出演する。

同作品について三谷は「『国民の映画』は、僕が小学5~6年のころ、水木しげるさんの『劇画ヒットラー』という漫画を読んだことがきっかけとなっている作品です。なんと構想約40年という壮大な企画なんです。笑いの部分もありますが、コメディではなく僕が初めて挑む“人間ドラマ”に仕上がりました。僕は娯楽作品しか作る気はない、作れない作家ですが、その一つのチャレンジとして『国民の映画』は、みなさんに自信をもってお贈りできる作品となっています。ぜひ、劇場でお楽しみください」とメッセージを送った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「国民の映画」
●東京公演 パルコ劇場
3月6日-4月3日(日)
●大阪公演 森ノ宮ピロティホール
4月6日(水)-17日(日)
●横浜公演 神奈川芸術劇場
4月20日(水)-5月1日(日)

画像一覧
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  • 三谷幸喜の舞台最新作「国民の映画」が上演開始
  • 【写真】宣伝大臣ヨゼフ・ゲッベルスを演じるのは小日向文世
  • 親衛隊隊長ハインリヒ・ヒムラー役の段田安則(写真左)
  • 映画監督エミール・ヤニングスを演じる風間杜夫。今回三谷作品に初出演
  • 空軍元帥ヘルマン・ゲーリング役の白井晃
  • 大女優ツァラ・レアンダーを演じるのは、ミュージカル界でも活躍するシルビア・グラブ
  • ゲッベルスとマグダ(石田ゆり子)はパーティーで「山の音楽家」を披露
  • 今井朋彦は国民的作家エーリヒ・ケストナーを演じる
  • 新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役は吉田羊
  • ゲッベルスの妻でマグダ・ゲッベルス役の石田ゆり子
  • 二枚目俳優グスタフ・フレーリヒを演じる平岳大
  • 演出家・俳優のグスタフ・グリュンドゲンスを演じる小林勝也(写真左から2番目)
  • 若き女性監督レニー・リーフェンシュタール役の新妻聖子
  • ゲッベルスの従僕・フリッツ役の小林隆
  • エルザ(吉田)がヒムラー(段田)の拳銃をゲッベルス(小日向)に向ける
  • リビングに一人取り残されるゲッベルス(小日向)
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