私としては“爪痕”を残したと思っている
トークは「プロメア」の音楽の話になると、最近、免許を取ったという佐倉は「『プロメア』の熱い音楽を流しながらドライブしたい。なんでもできる気がしますよね」と話すと、中島からは「危ないよ!気を付けて!」と心配な声でツッコまれてしまう。
さらに、佐倉が演じるアイナについて「どうしても演じたかったので、私に任せていただいてうれしかった」と当時を振り返ると、「声が裏返ってしまったり普通だったらNGになる音でも、そのまま生々しく使われる」とアフレコでの裏話を告白。
中島は「僕の作る作品では、俳優さんたちの息遣いまで、“生の息吹”を感じるから面白い」と、作品についての熱い思いをコメント。
作中で裏返った声をそのまま使用されていたことに「今演じようとしても出せない声。その一瞬を切り取ってそのまま使ってくれるのは役者としてはすごくうれしくて、私としては“爪痕”を残したと思っている」と喜びを語った。
それでも、佐倉は「今思うと、もっとうまく演じられたと感じる。いろいろな俳優さんたちの芝居を見て勉強にもなったし、逆に悔しい思いもたくさんした」と、声優じゃない俳優たちの演技に圧倒されたことを吐露した。
さらにアメリカの第92回アカデミー賞長編アニメ映画部門に「プロメア」がエントリーされたことを受け、佐倉は「私もアメリカに行きたい! 声優さんたちがイベントで海外に行くのがうらやましいんですよ」と一度も、イベントで海外に行ったことがないことを告白。
最後のあいさつでは、佐倉が「『プロメア2』が作れるようにまだまだ頑張っていきたい」とあいさつし、イベントは締められた。
全国公開中
原作=TRIGGER・中島かずき
脚本=中島かずき
演出=今石洋之