ベテラン声優・速水奨が“M－1”挑戦でたどり着いた新境地とは？
野津山「捨てられた子犬のよう…」
――今回、M－1に挑戦することになった経緯は野津山さんがきっかけだったそうですが？
野津山 そうなんです。去年、事務所で発表会がありまして、僕が「漫才をしたい」と呼び掛けたんですけど、誰も相方になってくれなくて。そうしたら、速水さんがなってくれたんです。
――それはどういう思いで？
速水 彼は純粋に漫才をやりたいと言ったのに、本当に誰も手を挙げなくて、かわいそうになっちゃって。
野津山 捨てられた子犬のような状況ですよね。
速水 それで、「(漫才は)やったことないけど、やってみるか」と始めることにしたんです。
野津山 拾っていただいたんです。その発表会では僕がネタを書いたんですけど、一切読んでくれなくて(笑)。
速水 全部アドリブでやったんです(笑)。今日もアドリブでやった方が良かったのかも(笑)。
野津山 いや、それは…(苦笑)。
――どんな準備をされて、1回戦(9/1)に臨まれたんですか？
速水 同じ事務所ですし、夜遅い時間帯は二人とも比較的時間が作れるので、それぞれ示し合わせて、多いときは週5日ほどネタ合わせしました。面白いことを言い合って、「これ使えるんじゃないか」とか、意見を出し合いながらネタを作り上げていきましたね。
――ネタを作るにあたって気をつけたポイントは？
野津山 テンポとリズムですかね。僕らの勝手な見解ではあるんですけど、それが一番大事なのかなと思って。ボケのスピードやツッコミの間が“面白い”につながるのかなと。
速水 あとは、(美声で)声の響き。
野津山 めっちゃ響いてる！
――そうした準備を経て、1回戦の舞台に立った感想は？
速水 僕らはよくイベントで人前に立たせていただくことはあるんです。でも、それは僕らを見に来てくださっている方たちで。M－1の舞台には、そういった方もいらっしゃるんですが、純粋に漫才を見に来ている方もいて。どこかアウェーのような感覚があるんですよね。
野津山 でもうれしいですよね。僕たちも好きで見に来てくれている方は温かく見てくださっていますし、僕たちを知らない人たちがどんな反応をしてもらえるのか、それを見ることが楽しいです。
速水 それはあるね。
【３回戦の日程】
10/28(月)夜7時 京都・よしもと祇園花月
10/29(火)夜7時 大阪・よしもと漫才劇場
10/30(水)夜7時 大阪・よしもと漫才劇場
11/8(金)夜7時 東京・ルミネtheよしもと
11/9(土)夜7時30分 東京・ルミネtheよしもと
11/10(日)夜7時30分 東京・ルミネtheよしもと
11/11(月)夜7時 東京・ルミネtheよしもと
【準々決勝の日程】
11/18(月)夜6時30分 大阪・なんばグランド花月
11/19(火)昼3時 東京・NEW PIER HALL
最新情報はHPをチェック！
【M-1グランプリ2019HP】https://www.m-1gp.com/
決勝は12／22(日曜)！
同日開催の敗者復活戦の模様と共に、ABCテレビ／テレビ朝日系で中継！
◆2019年 秋アニメラインアップ！◆
