溝端淳平「関西らしい部分をしっかり演じていきたい」
――ご自身の役柄についての印象や、役のここに注目してほしいという点はありますか?
圭介は大阪で喜美ちゃんが働くことになる「荒木荘」の住人で、医者を目指している医学生です。喜美ちゃんと僕以外は大人ばかりなので喜美ちゃんのお兄ちゃんのような存在であり、個性が強い荒木荘の住人の中で一番年下でありながらしっかりものというか、どこか俯瞰して周りを見ているという存在です。
圭介は20歳で、僕は今年で30歳になったので、その年齢差のギャップを埋めることについては意識しました。なるべく若々しく、初々しく演じられたらいいなと心がけましたね(笑)。
また、個性的な住人たちがいる荒木荘なので、“一人だけ透明!”というイメージが出せたらいいなと思います。それに加えて、せっかく初の関西ことばの役で、木本武宏さん演じる雄太郎に突っ込んだりする場面もあるので、そういう関西らしい部分をしっかり演じていきたいなと思います。
――収録に参加されてみて、現場の印象はいかがでしょうか?
川原喜美子の役は、戸田恵梨香さんにぴったりだと思います。戸田さんは、芯があって、とても正直でまっすぐで、人と接するうえでも壁を作らない。ヒロインなので毎日撮影がありますし、せりふも人より何倍も多いのですが、それと戦いながらやっている姿は喜美ちゃんと重なります。
戸田さんが喜美ちゃんに近づいているのか、喜美ちゃんが戸田さんに寄せて書かれているのかわかりませんが、現場でも喜美ちゃんにしか見えません。