アプガ初のプロレス王者誕生! 渡辺未詩がDDT両国大会でタッグ王座初戴冠
アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩が、11月3日に東京・両国国技館で行われたプロレス団体DDTのビッグマッチ「Ultimate Party 2019~DDTグループ大集合!~」でTOKYOプリンセスタッグ選手権に挑戦し、初のベルト奪取に成功した。
このベルトへの挑戦は2度目となる渡辺。前回は8月25日東京女子プロレス・後楽園ホール大会で山下実優と組み、今回の対戦相手でもあるNEO美威獅鬼軍(沙希様&操)に挑戦したが敗れていた。
前日に両国KFCホールで行われたイベントで辰巳リカとのタッグ名を「白昼夢」と発表し、国技館のリングに上った。
試合は渡辺と操でスタート。その後、辰巳と操の攻防となると、コーナーに控える沙希様の介入や反則により辰巳が捕まる展開に。レフェリーの目を盗んだ薔薇攻撃など、美威獅鬼軍の巧みなタッチワークで辰巳は反撃の糸口が見えない。
しかし、辰巳はコーナー上の操をドラゴンスクリューにとらえて渡辺にタッチ。
渡辺が美威獅鬼軍の二人をまとめてボディスラムで投げ、操にはジャイアントスイング。逆エビ固めでタップを迫るが沙希様のカットで邪魔をされる。その後、沙希様のキック連発、ビッグブーツからブレーンバスターと劣勢になるもカウント2で肩を上げてフォールを許さない。
レーザービームを狙ったところにハイキックを浴びるも、タックルで沙希様を倒して辰巳にタッチ。美威獅鬼軍がブラインドタッチを使って操が丸め込むもカウント2。操のジャンピングニーからのリベラ・メは辰巳が押し潰し、逆に対角コーナーへのヒップアタックからミサイルヒップを狙うがかわされてしまう。
沙希様のビッグブーツで2VS1の状況を強いられた辰巳は3Dを食らってしまったが、操のヴァニタスは渡辺のカットによりカウント2。操に渡辺のカナディアン・バックブリーカーと辰巳のネックブリーカーを合わせた合体式横須賀カッターを決める。
レーザービームからティアドロップを決めた渡辺から勝負を託された辰巳は、操とのエルボーの打ち合いからビンタでダウンするが、立ち上がってビンタを返す。操のドラゴンスレイヤー(レインメーカー式ニー)を許しながらもヴァニタスをかわした辰巳が、正面飛びドロップキックで反撃。最後はツイストオブフェイトからミサイルヒップで、辰巳が操から3カウントを奪った。
辰巳&渡辺は初戴冠。アップアップガールズにとって、初のプロレスのベルト奪取の瞬間だった。