島谷ひとみ、沖縄フェス初参戦は大雨に!「待ってて、太陽見せるから」と晴れ間を引き寄せた奇跡
歌手の島谷ひとみが3日、沖縄県豊見城市の豊崎美らSUNビーチで行われた食と音楽の祭典「ドゥシ!!フェス」に出演。この日、出演直前から沖縄特有のスコールに見舞われた島谷だが、悪天候も野外フェスの醍醐味とばかりに普段以上のテンションで「亜麻色の髪の乙女」「パピヨン」など勢いのあるナンバーでオーディエンスを魅了。「Perseus -ペルセウス-」では、空には太陽が〜という歌詞の通り、大雨を止ませる奇跡の瞬間を見せた。
「gentle rain」のMV撮影など、沖縄自体はなんども訪れたことがある島谷だが、沖縄でのフェス出演は今回が初めて。
「今回のフェスでソロでパフォーマンスするのが私一人だったので若干びびってたんですけど、そこは逆ギレパワーで(笑)。ドゥシ‼フェスのオーディエンスの方は、みんな暖かかったですね。県外から来ているお客さんも沖縄の気候や風土に触れて開放感が出たんでしょうね。沖縄の人が優しいのはこういう環境とかも影響しているんだなって実感しながら歌っていました」
「亜麻色の髪の乙女」「パピヨン」「Perseus -ペルセウス-」など、自身の代表曲がずらり並んだラインナップは、今回のフェスを意識してのチョイスだ。
「初めましての方だったり、いろんなジャンルのファンの方が集まっているので、これが“ザ島谷ひとみ”だというラインナップにしました。フェスだと出演時間も短いので、代表曲に絞って、アゲアゲのナンバー中心にしました(笑)」
出演の時間に沖縄らしいスコールに見舞われる不運も。しかし、そんな雨のくだりをバラード「gentle rain」へのフリに繋げるなど、歌手20周年の島谷は不測の雨も演出に仕立ててみせた。
「gentle rainのMVを沖縄で撮影した時も雨だったんですよ。この曲の不思議なパワーをすごく感じましたね。でも、その雨も素敵な演出のようで、私には都合が良かったです(笑)。その後のパピヨンで雨が止んで来て、ペルセウスで“待ってて、太陽見せるから”って。本当に晴れ間が出てすごかったですね。島谷ひとみは晴れ女ですから(笑)」
これまでしっとりと歌い上げるホールライブのイメージも強い島谷だが、ドラマチックな野外フェスも意外と似合っているのかもしれない。
「ライブのスタートの時にスタッフの方が気を使ってくださって、濡れちゃうんでってモニターも後ろにしてくれたんです。けど、1曲目から雨の中に飛び込んじゃいましたね。これはみんなと一緒じゃないとフェスじゃないと思って(笑)。野外ライブってやっぱりその場の環境を楽しまないと。気持ち良かったです」
ライブ直後のインタビュー、雨なのか、汗なのか。島谷ひとみの満面の笑顔はいつも以上にキラキラと輝いていた。
同フェスには、島谷のほか県内出身のDA PUMP、MAX、かりゆし58、D-51らをはじめ、[ALEXANDROS]、w-inds.、フェアリーズ、C&Kなど計16組の国内人気アーティストが集結した。観客動員数は14,000人(主催者発表)。