シュワルツェネッガー&リンダに直撃インタビュー!35年に渡る友情が築いた信頼関係<ターミネーター:ニュー・フェイト>
私から提案したのは「極端な方向に持って行くこと」(シュワルツェネッガー)
――待望の続編となる本作はスケール、アクション、さらにキャラクターもレベルアップしていたように感じます。本作で、皆さんが演じたキャラクターの魅力を改めて教えてください。
リンダ:今作のサラ・コナーは辛い経験をし、自分の使命がなくなったということで自分の“故郷”がなくなり、怒りも喪失感も大きくなっています。でも、全てを失ってしまった彼女は人類をそれほど愛していないので彼女も自身もどうしたらいいかと途方に暮れている状態なんです。そういう意味で、今までとは全く違うサラ・コナーになっていると思います。
シュワルツェネッガー:今回、キャメロンが開発していったキャラクターもといそのストーリー自体が大変素晴らしいものでした。私はT-800という機械を演じていますが、一作目ではサラ・コナーを殺すために追い、邪魔になる者はすべて殺していくという殺りくマシーンでした。「ターミネーター2」では、プログラミングが異なる機械になり、守る側になりました。
今作はまた「ターミネーター2」とは異なる形で、半分機械でありながら半分人間。「どこまでが機械でどこまでが人間なのか」。そこが、演じるにあたってとても興味深いところでした。今までは肉体的な部分が半分機械、半分人間でしたが今回は頭の部分も半々。感情を理解していく中でユーモアを理解し、人間の行動を理解していく。その進化の部分が演じていてとても楽しかったです。
キャメロンとこの企画の話をしている時に、私から提案したのは「極端な方向に持って行く」ということ。今までT-800はとてもパワフルな機械でしたが、今回はフェミニンなところを出そうということになったので、内装を手がけるインテリアデコレーターになりました(笑)。
11月8日(金)全国ロードショー
配給=20世紀フォックス映画
監督=ティム・ミラー
製作=ジェームズ・キャメロン、デイヴィッド・エリソン
出演=アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイビス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ
(C)2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.