<サザエさん>ドラマオリジナルキャラクター“ヒラマサ”役に佐戸井けん太が決定
あらすじ
カツオ(31歳/濱田岳)は野球選手、漫画家など、夢見ては挫折を繰り返し、今は商店街の洋食店でシェフをしているが、経営がうまくいかず幾度目かの挫折の危機に直面している。
ワカメ(29歳/松岡茉優)はアパレル関係のデザイナーをやっているが、なかなか自分のデザインが採用されず悩んでいて、タラオ(23歳/成田凌)は就職活動中だが、やりたいことが見つからず面接で玉砕の日々を送っている。
マスオ(48歳/西島秀俊)は出世したものの、中間管理職として板挟みの会社員生活を過ごしており、サザエとマスオの娘であるヒトデ(17歳/桜田ひより)は年頃の恥ずかしさでサザエと距離をとってしまう。
また、波平(74歳/伊武雅刀)は定年退職を迎えて時間的余裕ができ、カツオたちへの将来を今まで以上に案ずる一方、距離感の取り方がわからず歯がゆい思いを抱えている。そして、そんな夫・波平と磯野家の人々の姿をあたたかな愛情で見守るフネ(70代/市毛良枝)。
もやもやとした磯野家に笑顔を取り戻そうとサザエ(44歳/天海祐希)は奮起する。盆踊り大会に家族みんなで集合!と呼びかけるが、当日は台風の予報。
やりたいことをやっていたのが、いつの間にか、やらなきゃいけないことばかりを考えるようになった磯野家。サザエの努力は報われるのか。
佐戸井が演じるヒラマサは、あさひが丘に“ヒラマサ花火工房”を構え、サザエたちとも顔見知りで50年以上に渡り、あさひが丘の夜空を花火で彩ってきた職人。
だが、今回の“あさひが丘商店街祭り”で花火師の引退を決意。サザエは「まだまだできるのに。もったいないわよ」と引き留めると、ヒラマサは「男に二言はねぇよ」と笑うがどこかさみしげな表情。花火師たちでにぎわっていた工房も、後継者が現れず自分だけになってしまった現実を受け入れ、ヒラマサは引退を決意したのだった。
祭りの実行委員を務めるサザエや伊佐坂難物(70代/浅野和之)たちは、ヒラマサの引退にふさわしい有終の美を飾る夜にしたいと願うが、あさひが丘には嵐が近づいてきている。
また、祭りの前日、カツオとタラオは商店街の居酒屋でヒラマサに遭遇する。「花火が上がった瞬間、遠くから歓声が聞こえる。それ聞いた瞬間、俺はぐわっと震えるんだよ」と花火師の仕事をキラキラした目で語るヒラマサに、自分たちが進むべき道に迷いを抱く二人はなにか感じるものがあった。
引退が近づく花火師ヒラマサは、若者の未来を照らすことができるのだろうか。
今回、佐戸井は天海とドラマ「マグロ」(2007年1月4、5日、テレビ朝日系)以来12年ぶりに共演する。
佐戸井にヒラマサ役のオファーをした企画・プロデュースの渡辺恒也は、理由として「大好きな花火を仕事にした男の輝きと、引退を決意して最後の花火を上げようとする男の哀愁の両方を、情感豊かに表現してくれる稀有な役者さんだと思います」と話す。
アニメ「サザエさん」放送50周年記念スペシャルドラマ企画「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」
11月24日(日)夜8:00-9:54
フジテレビ系で放送