「きょうだいっていいなと思える」部分も
基本的にはお茶の間を舞台に会話劇が繰り広げられている本作だが、第5話からは満とバーのオーナー・明日香(倉科カナ)とのシーンも。小池は、「家族の会話ではテンポが速いですよね。倉科カナさんとのシーンでは、初めて家族以外のテンポの違う人が登場してくるので、斗真がすごく新鮮だと言っていました」と明かす。
また、満や光司に対してきつい言葉をぶつけることが多い綾子。「台本を読んでいると、満に申し訳ない気持ちになりますね。私さえ来なければお母さんと満の時間を壊すこともなかったのに…って(笑)。私が演じている綾子は、甘えられない人だと思うんです。長女で、しっかりしなさいって言われて育ってきているので。(満への態度も)心を鬼にしてるんでしょうけど、それにしても追い詰め方が半端ないですよね(笑)。
満に対してもきついけど、光司さんに対してもきつい。この間も『ちゃんと割り勘で飲んできたんでしょうね?』ってせりふがあって、心では『そんなことを言う女房なんて嫌だー!』と思いました(笑)」と、綾子のきつさに小池自身も驚きの様子。
一方で、「私は満と綾子の関係性って、お互いに責任を持ってなくて、意外に中身がないところがいいなと思うんです。結局、大事にしているのはお母さんや光司さん、そして春海なんですよね。今後の2人の関係も、変わんないんじゃないですかね。ただ、二人のやり取りを通して、やっぱりきょうだいっていいなと思える部分はあるかも」ときょうだいだからこそ築かれた良い関係性であることも明かした。