夏菜「責任感や熱意があって感動した」
――夏菜さん演じる香織の変化は?
夏菜:香織は、銀行員からどんどん離れて、刑事のようになってきましたね。最初は、割とラフにやってきたつもりですけど、ナレーションで状況説明をするキャラクターなだけあって、次第に真面目なイメージになってきました。反省点ですね、正直。ふざけようがないのでどうしたらいいのだろうといつも思っています。
高橋:そうなんだよね。でも、ほらそこをどう脱却するかは夏菜の腕の見せどころだから(笑)。
夏菜:いやいや、克典さん!それは本当に難しいですよ。
――苦労したことは?
夏菜:焼きそばを主水と一緒に焼くシーンですね。せりふ整理を克典さんが協力してくれて、ようやく言いやすくなったんです。それまでは少し言いにくいせりふがいっぱいあって…。今回が一番難しかったですね。
高橋:苦労したことが多過ぎてすぐにぱっと思いつかないですけど、本当に今回が今までで一番難しいと感じましたね。貴重な体験で、撮影自体とても楽しかったです!
夏菜:キャストみんなで切磋琢磨(せっさたくま)しながら、乗り切ったことはいい思い出です。
――焼きそばのシーンではたくさんの子どもたちとの共演でしたね。
夏菜:本当にかわいかったですね!子どもたちはみんな、仕事としてお芝居をしているせいもあるのか、「ちょっと前、出ないでよ!」とか小さな争いがあることがかわいいなと感じました。子どもであっても、きちんと多加賀主水のキャストであるという責任感や熱意があって感動しました。
高橋:そうなんだよね。「俺がここ!」という主張をしていて、子どもたちの演技への熱意も感じることができたのはとてもいい経験でしたね。