草なぎ剛「僕は今日、弱さを知って偉くなった!」“独特過ぎるドリブル”に稲垣吾郎&香取慎吾もツッコミ
その後も取材陣から続々と「実際見えないと、あぁなっちゃうものですか?」とサッカーの話題が。
「そこばかりツッコミますね」と言いながら、草なぎは「勇気がね、やっぱりね…とても必要というか。どっちに動いていいか分からない中で、音だけを頼りに…っていう」と挑戦した実感を語り、「普段僕は本当に人の話を聞かないので、右から左なので。これからは、今日からはすべての音にもうちょっと関心を持って進んでいこうかなと。いろんな意味で反省しましたね。俺は何も聞いてなかったんだと」と続けた。
さらに「視界を奪われて初めて自分の弱さっていうか…人間って気付く瞬間ありますよね。今日はすごい宝物を僕は拾った。明日からちゃんと人の話を聞いていきます。
あのサッカーも、みんなの声があって初めてできるので、1人じゃ生きていけないんだとあらためて、そこまで僕は今日学んで、偉くなったなぁと思います。『草なぎ剛は今日偉くなった』と皆さん書いてください。2人(の選手)のおかげですよ」と要望と感謝を述べた。
最後に、大会期間中はどのように関わるのか聞かれた香取は「大会期間中もパラアスリートの近くにいたいので、入れなくても選手村の近くにずっといます」と答え、草なぎに「選手村ってどこにあるの?」「(宿舎に)絵を描きにいくんだよね」「あ、『お母さん食堂』をやればいいんじゃない?」と次々と無邪気に混ぜっ返されながらすべてスルー。
香取の沈黙に気付いた稲垣に促された草なぎから「え、シカト?」「無視?(笑)」と無邪気に言われながらも、香取は取材陣に向かい「……開催期間中もそうですし、これから283日、あっという間かもしれませんけれど、まだまだ283日もあるので」と真面目に続け、「先ほど記者の方に『パラスポーツのサポーターとして定着してきましたが…』と言ってもらいましたが、僕らがサポーターとして定着するとかなんてそんなことよりも、皆さんの生活の中にもっともっとパラリンピックやインクルーシブな社会というものが定着してほしいと思っています」とまとめ、1文字でも1秒でも長い報道を望んでいた。
東京パラリンピックは、2020年8月25日(火)~9月6日(日)に東京近郊で行われ、22競技540種目に4400選手が参加する予定。
主催:日本財団パラリンピックサポートセンター
一部写真提供:日本財団パラリンピックサポートセンター