誰が見ても“実家”を思い出さずにはいられない、ホームコメディー「俺の話は長い」<試写室>
第8話・其の十五「ゆで卵と福引き」
房枝(原田)に好意を見せ、積極的にアプローチするリッチな檀野(長谷川初範)が光司(安田)の就職先を紹介してくれることになった。就職の相談と称して、綾子(小池)と光司は檀野に豪華鉄板焼をごちそうになる。岸辺家では、房枝の再婚の後押しをする雰囲気に。
そんな中、満(生田)が、牧本(西村まさ彦)に「あの二人の恋路を邪魔してはもらえないだろうか?」と頼まれる。最初はただの嫉妬だと思う満だったが、牧本が、喫茶店の常連でいられなくなって、いつもの珈琲が飲めなくなる事が何より辛いのだという本音を聞いく。
「まだ決まってない役職なりポストを、誰にするか選ぶという意味では恋愛も立派な選挙」 「あなた方夫婦揃って檀野さんに買収されてる」
満は、檀野が恋愛において重大な選挙違反をしたと、綾子達を前に証拠を突きつけ説明し始める。
第8話・其の十六「ミカンとコタツ」あらすじ
就職が決まらないため、光司が部屋でこもる時間が多くなった。実は、ジグソーパズルを作ったりと充実した無職の日々を送っていた光司。
「同じニートとしてあっという間に追い抜かれそうだもんね」「当たり前でしょ。元々ニートとしてのポテンシャルは光司の方が全然上なんだから」
翌日、コタツを出して、ミカンを食べる満と光司。ミカンの食べ方を巡り、昔、綾子へのストレスで歌を作ったのを思いだし、ベース片手に歌い出す光司。さらに、新曲「ニートブラザーズ」を二人で作り始める。「兄さんボクだよ、同じグレーの揃いのスウェット♪」「フォーティーズニート&サーティーズニート」
そこへ春海(清原)が帰宅し光司が歌を止める。ところが、春海は「光司さんあれ覚えてる?」「お母さんの財布からお金借りる歌」と突然言い出し、歌い始める。