神木隆之介からおねだり!中村倫也「今日はやけに甘えてくるな(笑)」【<屍人荘の殺人>連載】
抜群に服のセンスを持っている人(神木)
――お二人が演じられた葉村と明智は、実力はさることながら自称“ホームズ&ワトソン”として探偵を名乗っています。彼らのように何かに突出した人が身近にいるとするならば、それはどういう才能の持ち主がいいですか?
中村「僕は自分でごはん屋さんを選ぶと必ず失敗するというジンクスが友達の中であって。それで『もうおまえは店を決めるな!』という扱いをされているので、おいしいごはん屋さんを知っている人には憧れますし、そういう人がいるとうれしいです」
――そういう方にお店を紹介してもらったら、これまでの悪評を覆せますかね?
中村「そうなるといいですよね。でも、どんなにいい店でも僕が予約した日に限ってヘンなことが起きることも多くて。なんか、そういう星の下に生まれているんですかね(笑)」
――神木さんはいかがですか?
神木「僕は抜群に服のセンスを持っている人ですかね」
中村「スタイリストさんから衣装を買い取ればいいじゃないの?」
神木「いや、仕事のときだけじゃなくて、常にコーディネートを教えてほしいんです。衣装を買い取ったとしても、そのワンパターンでしか着られないから、僕が持っている服とどう組み合わせたらいいのかを教えてほしいんですよね」
中村「まさかそんなにオシャレをしたい欲がある人だったとは(笑)」
神木「最近はファッション雑誌を見て勉強したりもしている」
中村「そうなんだ。かわいい(笑)」
神木「それにスタイリストさんはプロだから、そういう個人的なことを聞いたら申し訳ないかなと思って。なので、自分に近い人でファッションに詳しい人がいると、超うれしいですね(笑)」
――そんな神木さんに中村師匠からアドバイスは?
中村「隆は俺の私服なんてイメージないでしょ?」
神木「確かに見たことがないかも」
中村「僕もファッションには詳しくないから、スタイリストさんからそのまま買い取ってしまえばいいんだよ(笑)。でも、隆は白シャツにライダースジャケットとかが似合いそう」
神木「ライダースは持っていないんですよね。そういうロック系の洋服は普段着ることがないので」
中村「でも、似合うと思うよ」
神木「じゃ、僕に買ってやって!」
中村「今日はやけに甘えてくるな。自分で買いなさい(笑)」
取材・文=馬場英美