イングヴェイが、ヴァイが、ザックが! スーパーギタリスト大集結の「GENERATION AXE」ライブをレポート
5人のスーパーギタリストが共演するユニット「GENERATION AXE」が、11月に2年ぶりとなる日本ツアーを開催。11月29に東京・豊洲PITにて開催されたライブの模様をレポートする。
スティーヴ・ヴァイを中心に、イングヴェイ・マルムスティーン、ザック・ワイルド、ヌーノ・ベッテンコート、トーシン・アバシという、ハードロック/メタル界のスーパーギタリスト5人が一堂に介する「GENERATION AXE」。
超絶テクニックのみならず、圧倒的な音圧やパフォーマンスも彼らのライブの見どころ。開演前のステージ上には、もはや「壁」と化したギターアンプが堂々と並び、まるでタワーマンション群のようなその光景には否が応でも期待感が高まっていく。
そんな中、ライブは海外の大物ミュージシャンには珍しく定刻よりも5分前倒しでスタート。まずはメンバー5人全員が登場し、Focusの名曲「Hocus Pocus」を演奏。改めてこの5人がステージ上で並ぶ姿は圧巻で、観客のボルテージも一気に上昇していった。
Tosin Abasi
この公演は、最初と最後は全員でプレイするが、順番に数曲プレイしながら次のギタリストとコラボし、そのままバトンタッチして行くリレー形式となっている。
5人の中でトップバッターを務めたのはトーシン・アバシ。テクニカルでプログレッシブロック調でもある自身のプロジェクト・Animals As Leadersの楽曲を、おなじみの8弦ギターでヘビーかつタイトなリズムと共に3曲披露する。
人柄を感じられる日本語でのほほ笑ましいMCを展開した後、「Physical Education」ではヌーノ・ベッテンコートが登場。ユニゾンで展開される特徴的なリフを轟かせ、大きな歓声が沸き起こった。
Nuno Bettencourt
続くヌーノのステージは、いきなりのExtreme「Get the Funk Out」で幕開け。ファンキーなベースラインから独特なグルーヴ感で、早くもセクシーなヌーノワールドが全開に。音のタメやリズムプレー、スリリングなソロといったギターだけでなく、彼の歌にも観客は一気に魅了されていく。
MCでは何度も日本への感謝を伝え、アコースティックギターに持ち替え披露した「Midnight Express」では、凄まじい手数ながらも粒立ちの良いピッキングで観客を驚愕させた。
再びExtremeの代表曲メドレーでヌーノが一際盛り上がりを見せたところで、ついにザック・ワイルドが登場。「Sideways」でコラボし、ヌーノはそのままザックへバトンをつないだ。
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