<試写室>「俺の話は長い」生田斗真演じる満が持つポテンシャルの高さ
其の十七・トンカツと占い
春海(清原)が、高校進学をやめラジオパーソナリティーを目指すと言い出した。「リスナーの高校時代の話とか現役高校生の悩みにどうやって答えるんだよ?」と聞く満(生田)。
「若い役者さんや芸人さんがゲストに来て昔のやんちゃエピソードを披露するとするよな?『高校を停学になりました』って話を聞いてるオマエが中卒だとエピソードが霞むんだよ。オマエの方がやんちゃじゃねぇかよって」と春海にいう。
春海は、ラジオパーソナリティーの最終学歴なんてみんな気にしてないと反発。
そこで満が、実践形式で春海の適性を確かめることにする。「もしオレの人生相談に答えることができたら高校に行かないことを全力で味方してやる」といい、6年間仕事が見つからずに困っているという満の悩みに対し、パーソナリティーになりきって春海は答えていく。
其の十八・ラーメンとフリーマーケット
自分が不採用だった議員秘書の仕事が、満には向いてると思いつく光司(安田)。実際満は、イエスマンに囲まれている偉い人たち相手に、発言をことごとく否定し、異論を唱える家庭教師のような仕事を思いついたことがあるらしい。
そんな中、フリーマーケットに出店した房枝(原田)と綾子(小池)。やって来た檀野(長谷川初範)と、満の前で、早速議員秘書の話を進め出す。
「余計なことすんなよ」「もしオレのことを買ってくれるなら向こうから来てくれないと」と相変わらずの満に、「そのへ理屈を披露してこいって言ってんだよ。それで気に入られるか嫌われるか試して来いっていってんの」と怒る綾子。
バー「クラッチ」に寄った満は、「ずっと探してた答えがこれでいいのか」と悩む。実は店には明日香(倉科カナ)から満へのたった2文字の伝言が残されていた。