<試写室>「俺の話は長い」生田斗真演じる満が持つポテンシャルの高さ
春海はいわゆる“イマドキ”な女子中学生ではないと思う。スマホを持っていながら、ラジカセでラジオを嗜む10代。
しかも、第8話で新しいラジカセを買ってもらっている。正直、「春海、渋いな」と思った。でも、私が春海と同じクラスだったら、友達になりたい。
ラジオを聞いている人は「パーソナリティーっていいなぁ」と漠然と思ったことがあると思う。好きな音楽を流したり、最近起きたことをダラダラ話たり、リスナーから届いたメールを読んだり、悩みに答えてみたり…なんか憧れる…。
ただそれは満がいうように、パーソナリティーはそれまでにいろいろな経験を経て、引き出しがたくさんある人になってほしい職業だと思う。
私は高校に通ったけど、友達がぜんぜんできなくてラジオを聞いたり、ライブハウスに行ったり、たくさん本を読んだりした。
言葉だけを並べるとそのときじゃなくてもできることだが、10代の頃にそれらに触れたことが、自分にとって大きな“経験”となった気がする。だから、私も春海には高校まで通ってほしいなと思う。
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