恵比寿マスカッツの12年、成功した初代&第2世代へのエール…総合演出・マッコイ斉藤が振り返る
初代解散から第2世代始動まで
――初代を解散して、2年半の休止期間を経て再始動されましたが、その経緯は?
AV女優の子や、くすぶってるグラビアアイドルの子たちに、「また日の目を見せてあげる場所を作りたい」って初代運営から話をもらって。
実はその時、歴代のリーダーである蒼井、麻美、希志に呼び出されたんです、「何で第2世代をやるんですか」「またやるなら、なぜ解散させたんだ」って。ちゃんと気持ちを話したら「だったら応援する」って納得してくれて今も応援してくれていますが、彼女たちの応援がなければ、正直こんなに頑張れていなかったかもしれません。
――オファーがあって、すぐにOKしたんですか?
最初は戸惑いましたけど、僕も気持ちは一緒だったので。初代メンバーは愛情を持って演出してましたけど、「またゼロからやるのはどうなんだろう…ま、いっか!」って、軽い気持ちで受けました(笑)。
僕は演出にあたって、全員のプライドを最初につぶすんです、初代の時もそうでした。チームで戦うやり方を覚えてもらってから、個人を育てていく。
初代は叩いた時にも諦めなくて、「なにくそ!」って思って自分たちで「壁を壊してやろう」って勢いで突っ走ってくれました。第2世代では、壁が壊せなくて1~2年で続々卒業して、大変な時に市川が加入してから立て直してくれて、メンバーが一生懸命頑張るようになった気がします。
デジタル社会になって、人への伝え方がヘタになったと思うんですよ。SNSで悪口言ったり、ケンカする意味が本当に分からない、でもいざ面と向かうと泣いてしまったりしてね。
だから第2世代は、イチからというよりマイナスからのスタートだった気がしますね。
――PTAとして蒼井さん、麻美さん、Rioさんが参加していた時期の意図は?
当初はまだ現役メンバーに甘さみたいなものがあって、ユニットがつぶれてしまうと感じた時に、初代が持っていた思いや絆、チーム感を植え付けられたらと…。僕よりも、元メンバーの3人が話した方が伝わるじゃないですか。
(山根:そして蒼井さんは“ヘッドコーチ”として、子育てもしながら、今はAbemaTVで配信中の番組の企画会議に参加してくれています)
※インタビュー後編へ続く
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