45年前に放送された「ウルトラQ」がHDカラー化して復活!
SFドラマとして’66年1月から放送されていた、円谷プロダクション制作の「ウルトラQ」が、HD(高精細度)カラー化し、「総天然色ウルトラQ」として、DVDとブルーレイで発売されることが発表になり、4月14日、都内で舞台挨拶が行われ、飯島敏宏監督、出演者の佐原健二、西條康彦、桜井浩子が登壇した。
「ウルトラQ」は、ウルトラマンシリーズを手掛ける円谷英二監修のもとに制作されたSFドラマ。主人公のパイロット・万城目淳(佐原)、その助手・戸川一平(西條)、報道カメラマン・江戸川由利子(桜井)の3人が、怪現象や怪事件の解決に挑むとともに、独特の怪獣が登場する“空想特撮シリーズ”として、全28話で放送された。同作は当時、白黒で放送されていたが、放送開始から45年の時を経てHDカラー化され、「総天然色ウルトラQ」と題したDVDとブルーレイで、8月26日(金)と'12年1月27日(金)に、それぞれBOXⅠとBOXⅡが発売される。また、WOWOWでは、同作のハイビジョンリマスター版が、6月26日(日)より、全28話が一挙放送されることも発表された。さらに今後、関連本の出版や、ウルトラマンフェスティバル2011の開催が企画されていることも明らかになった。
HDカラー化された映像について、飯島監督は、「“まさか”とずっと思っていたんですけど、ただただ驚いています。カラーになるというのは、また別の魅力が出てくると思います」と感想を述べた。また佐原は、「とてもきれいだと思いました! “ウルトラQ”は、自分の宝物だと思っていて、きょうまで(作品が)残っていることがすばらしいと思っているところに、今度はカラーになるというので、本当にありがたいです」と喜びを語った。ヒロインを演じていた桜井は、「カラーになった由利ちゃんは、かわいいのでご覧になってください」と笑顔。そして、「由利子を演じた時に、ほとんど衣装が自前だったんですよ。だからとってもよく覚えているので、自分の衣装はこの色っていうふうに言わせていただきました。ほとんど(の色味が)的中しています」と、カラー化にあたっての制作秘話も明かした。
印象に残っているシーンはどこかという質問に対して、佐原は「昔の映画並みに作ったセットですね。円谷プロはそこに全力を掛けているからすばらしいセットを作ったんですよ。(その1つが)クモ男爵ですね」と答えた。また、西條は、「レトロな昭和を見て、楽しむところがいっぱいあると思います。ナレーションで“これは昭和40年ごろの話である”って言ってたら、(その年代にしては)すごくお金を掛かて制作しているなと思うぐらい(に撮影されている)。いろんな面から楽しんで見てください」と見どころを語った。また、会場には、同作中に登場する怪獣、ゴメスとカネゴンも駆け付け、にぎやかに会見は行われた。
DVD BOXⅠ&Ⅱ 各22,050円
プレミアム Blu-ray BOXⅠ&Ⅱ 各36,750円
Blu-ray BOXⅠ&Ⅱ 各31,500円
各8月26日(金)、2012年1月27日(金)発売
発売元:円谷プロダクション
販売元:バンダイビジュアル
「ウルトラQ」ハイビジョンリマスター版 一挙放送
6月26日(日)午前10:00~11:00 WOWOW(WOWOW2、3も)で放送 ※第1話・第2話先行無料放送
6月27日(月)午後4:45~5:45ほか WOWOW(WOWOW2、3も)で放送 ※7月中旬まで平日午後連日放送