<捜査一課長>大久保佳代子が“事件の鍵を握る女”を好演!「彼女の言動にヒントがあるので注目して」
大久保佳代子コメント
――「捜査一課長」シリーズの印象を教えてください。ご覧になった作品は?
もちろんあります! 今年4月放送のスペシャルで、(鈴木)紗理奈さんが元FBIという設定で、パンツスーツにカウボーイハットというスタイルで登場して一瞬笑いそうになりましたが、話が進んでいくうちに、捜査一課の方々との掛け合いも面白く見入ってしまいました。
――演じる上で大切にしたところは?
一生懸命に生きているけなげな女性に見えたらいいなと思いながら演じました。あとは、捜査一課の皆さんのチームワークが素晴らしく、その雰囲気に乗っかれたらいいなと思いながらやりました。
――印象に残っているシーンを教えてください!
夜の隅田川の土手でのシーン。地面が冷たくてスカイツリーが近くに見えて、「宮沢佳代さんの人生ってなんなんだろ?」と考えてしまいました。
――理想の上司、捜査一課長を演じている内藤さんの印象は?
頼もしいという一言です。休憩中も、芝居のアドバイスをしてくださったり、芝居以外の雑談をしてくださったりして、リラックスさせてもらいました。「ゲストの方が楽しかったと思ってくれるのが一番」と仰っていて、すてきな現場だなと思いました。
――内藤さんが大久保さんの演技を絶賛されていますが、コメントを聞いたお気持ちは?
うれしいです。せりふになかなか感情をのせる余裕がなかったので、「足を引っ張っているのでは?」と不安でした。
――視聴者の皆さまへメッセージを!
宮沢佳代は、事件の鍵を握っています。今回の事件のトリックは、とても難解だと思います。彼女の言動にヒントがあるので注目してもらえると。いつもの捜査一課の皆さんのチームワークを楽しみつつ、推理しながら観ていただけるとうれしいです。
内藤剛志コメント
大久保さんとはバラエティー番組でご一緒する機会も多く、すてきな方だなと思っていましたが、俳優さんとしてもとても素晴らしかったです。
多くの皆さんは、大久保さんに“面白い人”という印象を抱いていると思いますが、本作では“どこにでもいる市井の女性”を自然に演じていらして、その存在が当たり前であればあるほど、物悲しさが際立っていました。
決して“コメディリリーフ”ではなく、事件に巻き込まれていく、気のいい居酒屋店主という役になりきってくださいました。
もともと、芸人さんたちは“言葉”で仕事をされているから、せりふも難なくおっしゃることができるし、伝える力もすごい!
大久保さんも面白くやろうとするのではなく、きちんと演じる側、つまり俳優として撮影に取り組んでくださって、まさに完璧でした。