“2019年の顔”横浜流星、「相談ができる先輩ができたのもことしの財産です」
さまざまなアワードに“ことしの顔”として選出された横浜流星。2019年に公開&放送された作品はドラマ3本、映画4本。1月から放送された「初めて恋をした日に読む話」(2019年1~3月、TBS系)では、ピンクの髪の由利匡平を演じ、一気に人気に火が付いた。
「取り巻く環境はすごく変わりました。2018年までだと学園祭に行っても席が埋まらないなんてことがあって、自分で呼び込みとかしていたんですよ(笑)。実感したのは、ドラマ(はじ恋)が終わって『L♥DK―』の舞台あいさつに立ったとき。これまでにない反響で、圧倒されました。最近は、やっとそのような状況を受け入れられるようになってきましたが、本当にありがたいなと思います」
目まぐるしく変わる環境だが、本人は至って変わらないとのこと。
「浮つきたくないという気持ちが強いです。皆さんが応援してくださるからこそ、しっかり地に足を着けて頑張らなければと思っています。あとことしは先輩方との共演も多く、芝居に対する覚悟も以前より意識するようになりました。もちろん、作品を良くするためにどうすればいいかは常に考えていましたが、いろんな方と仕事をするにあたり、視野が少しずつですが広がってきたような気がします。
特に『あなたの番ですー反撃編ー』(2019年6~9月、日本テレビ系)で、田中圭さんと出会って、主役としての立ち位置を勉強させていただきました。これまで、自分が主演のときは、背負い過ぎたり独り善がりになってしまうことが多く、周りを見る余裕なんて全くありませんでした。でも圭さんの姿を見ていると、自分のことより人を優先し、みんなが芝居をやりやすい環境をつくることを一番に考えていて…。今後、自分が主演をやらせていただける機会があれば、圭さんの立ち居振る舞いや仕事に対する姿勢を参考にさせていただきたいです」