大森南朋の兄・大森立嗣が告白「兄弟でしゃべってるシーン恥ずかしかった」
映画「まほろ駅前多田便利軒」の初日舞台あいさつが4月23日、都内で行われ、出演者の瑛太、松田龍平と、大森立嗣監督が登壇した。
同作は、映画化もされた「風が強く吹いている」('09)などの人気作家・三浦しをんの直木賞受賞作を映画化した人間ドラマ。東京郊外にある架空の街・まほろ市を舞台に、便利店を営む多田啓介(瑛太)と、彼のところに転がり込んだ同級生の行天春彦(松田)のバツイチ30代男2人が、さまざまな事件や依頼人の家庭事情に巻き込まれていく。
大森監督の父親である麿赤兒と、実弟の大森南朋も出演している本作。大森監督は「“GyaO!”でメーキング映像が放送されたんですけど、兄弟でしゃべってるシーンが大量にあって、ちょっと恥ずかしかったですね。でもアイツ(大森南朋)、現場だとずっと敬語なんですよ。何なんでしょうね(笑)」と、兄弟ならではの愚痴をポツリ。
大森監督の演出について聞かれた瑛太は、「多田は“30代のバツイチ男”という、僕よりもちょっと年上の人物なんですけど、『改めて役作りはせず、今の自分が感じるままに演じれば良い』とアドバイスをいただきました」とコメント。また、麿赤兒との共演が印象深かったらしく「麿さんと向かい合って話すシーンだと、その奥から大森監督も僕の演技をご覧になられてるんです。この親子にじっと見られながらお芝居をするなんて、貴重な経験ですよね」と、笑みを浮かべた。
松田は、劇中で見せる変わった走り方について聞かれ「あれは演出ではなく、自分で勝手にやりました(笑)。僕、本当は走るの早いんですよ。全力疾走のシーンも入れてほしかったなぁ」と悔しげなを浮かべた。
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