<12月25日(水)~30日(月)上演>三上市朗主演舞台「だから、せめてもの、愛。」家族の絆を問う“新しい余命モノ”
12月25日(水)~30日(月)に、三上市朗が主演を務める舞台「だから、せめてもの、愛。」が下北沢・「劇」小劇場で上演される。
個人ユニット「TAAC」とは?
同作品は、タカイアキフミが主宰・作・演出をつとめる個人ユニット「TAAC」(読み:たーく)の第3弾作品。
TAACは、「妥協なく創造・共創する集団」として2018年に大阪で立ち上げ、同年4月に第1弾公演「正義姦」では関西小劇場としては異例の2週間のロングラン、9月に第2弾公演「を待ちながら。」では七味まゆ味(柿喰う客/七味の一味)と山崎彬(悪い芝居)の二人芝居を東京・大阪2都市で上演するなど注目のユニットだ。
家族の絆を問う“新しい余命モノ”を描く第3弾公演となる「だから、せめてもの、愛。」で本格的に東京進出を目指す。同公演のキャストには、映画・テレビなどでも活躍しKERA・MAP「キネマと恋人」にも出演の三上市朗、劇団「ファントマ」の看板女優を12年務め退団後も関西小劇場の怪女優として東京でも活躍する美津乃あわ、主宰するmonophonic orchestraでの作・演出のほか外部での作・演出も多数の須貝英、ハイバイ・五反田団・月刊「根本宗子」など大小の劇場を問わず活躍する用松亮、iaku作品でも常連の劇団赤鬼の橋爪未萠里、柿喰う客の加藤ひろたか、KAKUTAの森崎健康、アマヤドリの塚由祈子らが名を連ねる。
さらに、ミュージカル「She Loves Me」での音楽監督補や3月公開の映画「岬の兄妹」の音楽など映画、テレビ、舞台や新体操への楽曲提供を手掛ける高位妃楊子が音楽を担当する。
より良い観劇環境を提供するために、新たな試みも!
また、『開演の15分前に到着した方に100円キャッシュバックする』という「15分前到着割」、『客席入場の際の電源オフ確認』『お守りいただけない場合に他のお客様への迷惑料金【3万円】を徴収する』という「サイレント上演」といった施策を行うことでも注目を集めているTAAC。
そんなユニットの主宰であるタカイと、舞台の他にもドラマ「あなたの番です」などに出演し今作では主演を務める三上市朗に、作品に込められた思いや見どころを聞いた。
主演を務める三上市朗は「あなたの番です」への出演も
――三上さんは今年大きな話題となった「あなたの番です」に出演されていましたがいかがでしたか?
三上:実はドラマが始まる時から見ていたんです。久しぶりに2クール続くドラマでもあったし、サスペンス系でちょっと面白そうだなと見始めて、その途中でお話をいただいたんです。そういうことはよくあることですが、オファーをいただけて良かったなと思います。
――今注目の若手女優、大友花恋がギャルを演じていて、その父親役をされたんですよね。
三上:かわいらしい子で、役柄と違っていい子だなという印象でしたよ(笑)。
公演タイトルに込められた「愛」
――冒頭から余計な話をすみません…!それでは今回の舞台のお話で、この「だから、せめてもの、愛。」という公演タイトル、どんな思いでつけられたんでしょうか。
タカイ:家族って、ケンカしたり問題が起きたり、どうしてもバラバラになりかける時ってあると思うんです。それでも家族であり続けるし、家族をやめようとしてもやめられるものじゃない。
僕はそこに、愛とか希望とか光…そういうものがあるんじゃないかと思って、「愛」と入ったこのタイトルにしました。
――そんな公演タイトルや、台本を読まれた感想はいかがでした?
三上:世の中には、男女だったり友達だったり家族だったりいろんな愛の形がある。
それも、たとえば家族構成によっても変わると思うんです。子供が男の子なのか、女の子なのか…うちは一人娘で、子供が生まれた時の感情は何物にも代えがたいものでした。
実際に経験しないと分からない部分もあると思うんですけど、僕は自分の経験も踏まえていろんな感情が込みあげてくるわけです。
タカイくんは若くて経験が少ないながら、本当に繊細に台本を書いてくれているので、大切に演じていかなければいけないなって思いますし、この公演は「大切なものになるな」っていう予感があります。
日程:12月25日(水)~30日(月)
会場:下北沢・「劇」小劇場(東京都世田谷区北沢2−6−6)
料金:前売&当日 4,500円(学生3,500円、要確認) 全席指定席
脚本・演出=タカイアキフミ
音楽=高位妃楊子
出演=三上市朗 美津乃あわ 須貝英 加藤ひろたか 橋爪未萠里 用松亮 森崎健康 大塚由祈子
TAAC公式HP→https://www.taac.co/
TAAC公式Twitter→@TAACproduce