清木場俊介の“唄(うた)い屋魂”が武道館でさく裂!
清木場俊介の全国ツアー「清木場俊介 ROCK&SOUL 2010-2011」の東京公演が4月23、24日の2日間、日本武道館で行われ、両日共に約8000人と熱いライブを繰り広げた。
昨年11月リリースのアルバム『ROCK&SOUL』を引っ提げ、25カ所29公演を予定していた本ツアーがスタートしたのは昨年12月18日。ツアー終盤に差し掛かったことし3月11日に起きた東日本大震災の影響で、いくつかの公演が中止・延期となり、ツアーの続行が危ぶまれた時期もあった。また、清木場自身も「多くの仲間たちが震災で苦しんでいる中、唄(うた)い続けることが本当に良いことなのだろか?」と葛藤し、考えた結果、“唄い屋”としての活動を通して、少しでも多くの人の心を元気にすることを決意し、ツアーは4月上旬に再開された。震災に伴う振替公演を5月に行う奈良、大阪まで、23都市28公演で合計7万人動員となる。
武道館2日目の4月24日、全国各地のファンの寄せ書きが貼りめぐらされた会場に、開演前から“清木場”コールが。そんな中、スクリーンには本公演のために制作されたオープニング映像が流れ、清木場の心の葛藤や音楽、武道館への思いが語られていた。その後、「魔法の言葉」でライブがスタート。「真っ白な気持ちで進んでいきたいという思いを込めて白いスーツを着てみました」という清木場は、その強い思いを全身で表現するようにステージを駆け回り、熱いパフォーマンスを披露。それに応えるように、客席はハードなロックナンバーでタオルを振って一緒に歌ったり、バラードでは一転して静かに耳を傾けていた。
中盤、「この時期にこの歌を歌う大切さを感じています。これからもこういう歌を歌わないといけないなと思ってます」と「エール」について語ったほか、「30代になってから、より歌うことの大切さ、メッセージを届ける責任をすごく感じている」とMC。さまざまな思いを抱えながらも、「このチームで回れたことが幸せ。今、歌いながら幸せを感じています」と語った笑顔が印象的だった。本編最後には、「歌っていいのかという思いもあったんですが、歌を歌うことが自分にできることだと思っているし、今大変な仲間に伝わるかなと思っています。自分のやり方で歌を歌っていくんで、これからもよろしくお願いします」とメッセージ。約2時間半のライブは、大きな拍手と声援に包まれてのエンディングとなった。
なお、今回の武道館ライブの模様は7月27日(水)にライブDVDとして商品化されることも決定した。自らを“唄い屋”と表現する清木場の生きざまに焦点を当てたDVD「宇部三部作 完全版」(5月25日(水)発売)、全国各地のツアーを収録した2枚組ライブアルバム(6月29日(水)発売)、そしてこのライブDVDを合わせた3作を“ROCK&SOUL~三種の神器~”として、アルバム『ROCK&SOUL』に関連する作品群が全て完成する。
※その壱 DVD「宇部三部作 完全版」
5月25日(水)発売 5250円
※その弐 2枚組ライブCD『タイトル未定』
6月29日(水)発売 価格未定
※その参 武道館ライブDVD「タイトル未定」
7月27日(水)発売 価格未定
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