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【新日本プロレス1.4東京ドーム】オカダ 飯伏破り5度目の防衛 5日の二冠戦に向け「最強のオカダ・カズチカを観に来てください」

2020/01/05 10:00

IWGPヘビー級選手権試合:オカダ・カズチカVS飯伏幸太
IWGPヘビー級選手権試合:オカダ・カズチカVS飯伏幸太 撮影=龍田浩之

新日本プロレスの史上最大の祭典が、今年はダブルドーム(1月4&5両日、東京ドーム)となって開催される。例年の「イッテンヨン」(1・4)に、今年は初めて「イッテンゴ」(1・5)が追加。業界のトップランナーである新日本が、その意地とプライドを見せつけるべく、初日の4日には8年ぶりに4万人の大台を突破(主催者発表40,008人=満員)。「イッテンヨン」という定着したブランド力と好カードが、高い人気を後押しした。

IWGPヘビー級選手権試合


オカダ・カズチカ(39分16秒、レインメーカー→片エビ固め)●飯伏幸太

※オカダが5度目の防衛に成功

“新日本の至宝”IWGPヘビー級のベルトで、最多通算防衛29回という前人未到のレコードを保持する現王者のオカダ。対するチャレンジャーは、夏の「G1 CLIMAX29」覇者の飯伏幸太だ。両者はこれまで3度シングルで対戦しており、オカダが2勝1敗で勝ち越し。たった1度の黒星は、昨年8月の「G1」Aブロック最終戦(8・10日本武道館)。この一戦で“オカダ超え”をはたした飯伏が、初優勝の栄誉とドームの初メインをダブルで手中に収めたのだから、勢いは随一だ。

試合前半では、トップロープに座る飯伏がオカダの打ち上げ式ドロップキックを浴びて、場外へ転落。その場外ではフェンス越えのボディアタックを受けて、窮地に立たされた。

ところが、中盤ではアッパー、エルボーで畳み掛けるオカダに、飯伏は冷徹無比な表情で顔面へナックル。ブーイングを受けると同時に、覚醒した。35分が経過した頃、フェニックススプラッシュをかわしたオカダが、ラリアート、レインメーカーで大猛攻。互いが大の字になるほどの大ダメージを負うも、オカダは握った手を離すことなく、変形ツームストンパイルドライバーからのレインメーカーで飯伏をマットに沈めた。

通算6度目となるドームのメインで、V5に成功したオカダは、白いベルトを手にして現れた明日の2冠戦の対戦相手・内藤が「史上初の偉業。俺がオカダを倒して大合唱だ、カブロン」と挑発しても、きわめて冷静。「2年前に言ったこと、史上初の偉業。そんなことはどうでもいいんだよ。最強はIWGPヘビー級チャンピオンのこの俺だ!」と新日本の伝統とシンボルを誇示。「明日、最高の新日本プロレスと最強のオカダ・カズチカを観に来てください」と満場の観客にPRした。

バックステージでは、昨年10月から宣言していた“ドーム超満員”を成就できなかった悔しさを口にしたオカダ。「超満員にするというのはかなわなかったので、笑いたい人は笑って、バカにしてもらっても全然かまいません。でも、その分のパワーを持って、その悔しさを胸にまた、超満員に向かっていきたいと思います」と前向き。「ドームに4万3,000人」が、次の“とりあえずのゴール”のようだ。

ライガーのファイナルゴング、オカダvs内藤の2冠戦、さらに“100年に一人の逸材”棚橋弘至の出陣ほか、「イッテンゴ」も注目ラインナップが満載。当日券の情報は、新日本プロレスのホームページから。また、1・5東京ドーム決戦は「新日本プロレスワールド」で生配信される。

文=伊藤雅奈子

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

当日券については新日本プロレスHP:https://www.njpw.co.jp/

試合の模様は新日本プロレスワールドにて生配信:https://njpwworld.com/

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