トラウデン直美、“経済効果100億超”コミケの実態に言及「ガイドラインを再検討した方が良い」
トラウデン直美、コスプレ文化に言及
さらに、実際に同人誌を描いている漫画家から話を聞くとともに、作者の意志を反映しながら作品の流通を図ることで、創作物を守る「クリエイティブ・コモンズ」という考え方を紹介。
これを受けて、レギュラーコメンテーターで慶応大学特別招聘教授の夏野剛は「同人誌の世界を守りたい人は、これだけの規模があるなら、やっぱり内部ルールというか礼儀を持ってほしいと思うんです。同人誌で、誰かのインスピレーションから描いたという人は、誰々の敬意を表して二次創作を作っていると表示してほしい」とコメント。
続けて「“二次創作”として作っているからには、“商業には載せない”というルールを自分たちで作って表示したらいいんじゃないかな。これは、あまり根本的な解決にはならないものの、一次創作者と二次創作者の距離をだいぶ詰めることになると思う。
もうちょっと一次創作者と二次創作者が、心の通えるようなコミュニティーを作れる仕組み・ルール・礼儀、そういうものを僕は日本で作っていってほしいと思う」と、自らの思いともとれる意見を述べた。
また、この日ゲストとして出演した現役慶應生モデル・トラウデン直美は「コスプレも二次創作の一つですよね。コスプレ姿の写真を撮ってもらってお金を稼ぐ人もいますけど、コスプレがあったおかげで海外に日本の文化が広がったり、効果もたくさんあったと思うので、良い方向に生かすようなガイドラインを再検討した方が良いのでは?」と、世界でも人気を誇る日本のコスプレ文化について言及し、今後の“二次創作”の在り方について触れた。