柄本佑が初挑戦のピアノ演奏に苦労!「本当にきつかったです」
1月18日(土)にNHK総合でスタートするドラマ「心の傷を癒すということ」(毎週土曜夜9:00-9:50)の試写会が行われ、主演の柄本佑、脚本を手掛けた桑原亮子らが登壇した。
同作は、日本におけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となった精神科医・安克昌氏の遺族関係者への取材から得た事実を元に、人の心の傷に寄り添い続けた精神科医の物語として、人物や団体名改称した上で大胆に再構成したオリジナルストーリー。
阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した安氏。在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去りながらも、険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」を描く。
精神科医を演じる上で柄本が意識したこととは?
精神科医を演じた柄本は、「被災された方々のところに赴くシーンで、どういう顔をしたらいいのか分からなくて…。目線を肩よりも高くしないなど技術的なことは習いましたが、相手の方と対面する時の表情が分からなかったんです。先生に伺ったところ、相手に対して寄り添うことが一番重要だとおっしゃっていました。その方が悲しい表情をされていたら悲しい表情で、笑っていたら笑顔で接して…。そのことを肝に銘じてやりました」とエピソードを明かす。
また、柄本は安氏の家族に会ったといい、「安さんは猫背で声がとても小さく、非常に穏やかに話す方だと聞きました。ただ声は小さくてもちゃんと伝わってくるともおっしゃっていました。そういったことは意識しながら演じましたね」と語った。