小泉孝太郎、ドラマのモデルになった病院を訪問「実在の方を演じるのはプレッシャー」<病院の治しかた>
Q.小泉孝太郎さんが相澤先生を演じると聞いていかがでしたか?
小平奈緒:相澤先生はとても実直な方でさわやかな雰囲気があるので、小泉さんが演じると聞いて「ぴったりだな」と思いました。小泉さんの白衣姿もしっくり来ていると思います。
相澤理事長:私の病院がドラマ化されるとは夢にも思っていなかったですし、なんとなく恥ずかしいような、まぶしいような、その気持ちが強かったです。相澤病院がドラマになると周りに伝わっていくと、間違えて伝わり「相澤先生ドラマに出るんですか?」って言われたりしました(笑)。みなさんがそれだけ関心を持ってくれているというのは非常にうれしいです。
小泉孝太郎:テレビ東京で平昌オリンピックのキャスターをしていたので、小平さんが金メダルをとった時、『相澤病院=小平さん』というイメージができていました。このドラマが相澤病院のお話で、僕が相澤理事長を演じるというとみんな「ああ、平昌オリンピックのね!」というように浸透しているので、今回相澤先生、小平さんとお会いできて不思議な気持ちになります。相澤先生の孝夫というお名前にもご縁を感じていました。
Q.小平さんからみた相澤病院は?
小平:相澤先生が情熱をもって大きい病院にしてきたというところですが、人が人を治しているというところが相澤病院のすごいところだと思います。
小泉:病院も初めておじゃましましたが空気がすごくいい。働く皆さんのコミュニケーションがとれていて、重くならない病院ってすごいなと思いました。じゅうたんや床の色みなども考えていらっしゃいますよね。
相澤:ピンクで柔らかいイメージにしました。ピンクが隠し色になっています。
Q.相澤病院を訪ね、相澤理事長と会った印象は?
小泉:実在の方を演じるのはプレッシャー。時代劇とかなら自分で人物像を作れますが、実際にモデルとなった病院があり相澤理事長がいらっしゃるというのは一番のプレッシャーです。相澤先生がどういう方か資料なり本なりで「こういう熱い思いを持っていられた方なんだ」というのをポイントにしました。
そして、今日お会いできたのはとても大きいですね。病院のスタッフの看護師さんが「相澤先生は笑顔が印象的です」とおっしゃっていたのですが、今回苦しい場面や重い会議のシーンでも相澤先生はそういう時こそ笑う人なのかと思って、なるべく最後は笑顔にするように演じてみたんです。それは正解でした。相澤先生に少しでも近づけたかなと思いました。
あらすじ
カテーテル治療の研究に心血を注ぐ、大学病院勤務の有原修平(小泉)の元に、実家の有原総合病院から連絡が入る。前院長の父・正太郎(大和田伸也)が脳梗塞で倒れたという。
慌てて駆けつけると、正太郎はこん睡状態に陥っていた。さらに、看護部長の兵藤悦子(浅田美代子)から、多額の負債を抱える病院の現状を聞かされ、修平は言葉を失う。