「スカーレット」波乱の展開に、戸田恵梨香「こんな重い言葉があるのだと、鳥肌がたちました」<後編>
“朝ドラ”ヒロインの戸田恵梨香が、連続テレビ小説「スカーレット」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)のこれまでの放送を振り返る。
同ドラマは、高度成長期時代の滋賀・信楽(しがらき)を舞台に、男性ばかりの世界をがむしゃらな強さと持ち前の明るさで生き抜く女性陶芸家・川原喜美子(戸田)の姿を描く。
第17週(1月27日~2月1日放送)では、八郎(松下洸平)の応援もあって喜美子が穴窯を作り、自然釉(燃料の薪の灰が焼成中の器物の素地に付着して自然に釉がかかった状態になったもの)への挑戦を始める。
金と時間がかかり、危険も伴う作業に八郎は強く反対するも、喜美子は諦めず2人は衝突してしまう。そして、ついに第100回(1月30日)の放送で八郎は川原家を出て行ってしまった。
後編となる今回は、そんな波乱に満ちた17週を戸田が振り返り、理想の作品を追い求める喜美子への思いや印象的なせりふなどを語った。
――第16週(1月20日~1月25日)では、喜美子の家に照子(大島優子)と信作(林遣都)が集まり、幼なじみ3人で夜通し語り合うシーンが印象的でした。演じられていかがでしたか?
この3人がそろうと、やっぱりこれこれ!という感覚なるんです。これが欲しかった!という感じ。一番落ち着くし、楽しいし、喜美子の人生の真ん中にあるのがこの2人なんだなあと思いました。
この3人で集まった途端に、完全にタイムスリップできるんです。こういう経験って私自身はなかなかできないので、子どものころから過ごしている人たちって強いんだなと思いました。