成田凌、「スマホ2」で再び殺人鬼・浦野を演じる『意識したのは、前作からつながる狂気性』
成田凌演じる連続殺人犯が、“スマホ”を使ってヒロインを追い詰めるミステリー映画「スマホを落としただけなのに」(2018年)。同作は、スマホが身近な世代の圧倒的な共感を呼び、大ヒットを記録した。その劇中で事件を解決した刑事を主人公にした新たな物語、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が2月21日(金)に公開される。
前作で事件を解決に導いた刑事・加賀谷学(千葉雄大)と恋人・美乃里(白石麻衣)が連続殺人事件に巻き込まれ、加賀谷に捕まった連続殺人事件の犯人・浦野義治と協力しながら事件を解決していく。
成田に、浦野というキャラクターの魅力や、共演者とのエピソードを語ってもらった。
再び浦野を演じるために意識したこととは?
――続編が作られて、まさか浦野が刑務所から参戦するとは…。驚きました。
僕も驚きましたよ。でも前作の撮影中に、僕は原作者の方から続編を書いていると聞いたので、ある程度覚悟していました(笑)。でも浦野が出るとしたらどんな出方なんだろうと興味がありました。そしたら、まさかの獄中からの協力者になって…。想像もしていなかったです。もしこの作品がヒットしたら3もあるかもしれない。そうなると浦野はどうやって出るのか…。楽しみが広がります。
――前作での浦野は、物語の序盤ではネットセキュリティ会社の会社員で、終盤には連続殺人犯ということが明らかになりました。今回は違った出方だと思いますが、どんな点を意識して演じましたか?
意識したのは、前作からつながる狂気性。見た目は銀髪になっていて、自由に動けないけど何か恐ろしいものを持っている雰囲気は同じで…。あとは、まったくの別の人間だと思って演じました。前作は殺人犯なんだけどそれを取り繕ってヒロインの前に現れていたので、素はほとんど出していない。浦野という人物の本来の姿というのは今回で考えました。
――浦野はどういう人物だと思われましたか?
バックボーンが描かれているところもあるんですが、実は僕はそれを信じていなくて…。浦野って、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか本当にわからない存在。なので、僕もそのつど、シーンによって感じたままに演じました。逆にこういう人物だと決めてしまうと彼の本質が見えなくなってしまう気もして…。彼の魅力は底が見えないところ。こんな人なのかな?と想像しながら観てほしいですね。
――銀髪というビジュアルにもこだわったとか。
千葉くんから『違和感なくていいね』って言われてうれしくなりました。なぜ浦野が銀髪になったのか、その理由はこの映画ではどこにも描かれていなくて…。そこもまたいいですよね。多くを語らない! やはり皆さんの想像力に任せたいと思っているので。ちなみに監督は浦野の前髪の見せ方にすごいこだわりを持っていまして…ぜひ確認していただきたいです。
映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」
2020年2月21日(金)、全国東宝系で公開
出演:千葉雄大 白石麻衣
鈴木拡樹/音尾琢真 江口のりこ 奈緒 飯尾和樹(ずん) 高橋ユウ ko-dai(Sonar Pocket)
平子祐希(アルコ&ピース) 谷川りさこ アキラ100%・今田美桜(友情出演)/田中哲司
北川景子(特別出演) 田中圭(特別出演)
成田凌/井浦新
原作:志駕晃「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(宝島社文庫)※2018年11月発売
企画プロデュース:平野隆
監督:中田秀夫
脚本:大石哲也
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:東宝
コピーライト:(C)2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
公式サイト:http://sumaho-otoshita.jp/
公式Twitter:@sumaho_otoshita
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