モーニング娘。'20が酪農家のお仕事にチャレンジ!! 佐藤優樹、横山玲奈は牛と会話!?
初めてのツアーでステージの楽しさを体感できました
――モーニング娘。'20の活動としては、3月14日(土)から「モーニング娘。'20コンサートツアー春 ~MOMM~ (ミュージック オブ マイ マインド)」が始まります。新メンバーの15期にとっては初の単独ツアーとなった昨年の秋ツアーの手応えと、春ツアーに向けての思いを聞かせてください。
譜久村「15期にとって、初のツアーは始まる前の段階が大変だったんですけど、3人とも(15期のみの)先行レッスンで頑張って、30曲以上を短期間で覚えることができて。初日の達成感もすごかったんですよ。で、各地を回っていくにつれて14人での結束力も高まってきて、千秋楽ではいいものを見せられたんじゃないかと思います。
15期と話した時、『次のツアーは新人ではなくなる。だからこそ、メンバーの一員として頑張りたい』と3人が言っていて。こんなに年齢が離れている子たちなのに、ちゃんと自覚とかファンの方からの応援の嬉しさをしっかりと感じているんだなと分かったので、次のツアーは何の不安もなく、また新しいモーニング娘。を見せられるなって思いました」
岡村「秋ツアーはリハーサルの時が大変で。先行レッスンでは先輩方も教えに来てくださって、教わったことをリハーサルで頑張って出せる様にしました。初日が終わった時、本当にすごい楽しくて、モーニング娘。'19としてステージに立てたことがすごく嬉しくて。ああこんな景色なんだなって、ステージの楽しさを初めて体感したというか、学べました。ツアーが1つ終わって、次のツアーからは新しい自分をもっと見せないといけないと思いました。
秋ツアーはお客さんも新人だからっていう優しい感じで見てくれていたけど、次からはモーニング娘。'20のメンバーの1人として見られるので、いろんな部分で前回のツアーと同じだったらダメだし、先輩方からもっともっと吸収して頑張りたいと思います」
牧野「秋ツアーは最終日が国立代々木競技場第一体育館で、モーニング娘。単独では初の会場だったんです。毎ツアー、最終日を日本武道館で出来ていたことにいつもありがたいと思いつつ、今回の代々木は武道館と全然違う景色で、天井も高いし、今までより体感的には広く感じて。それが自分はツアーの中ですごく印象に残っています。
あと、15期の成長が毎回分かるところがあって。メドレー中に15期メンバーがそれぞれ踊るところがあって、その時に、一番みんながヘトヘトになるところなのに、ニコニコ踊っていて。その姿に自分も刺激を受けたというか、ヘトヘトになって『もうダメだ』ってならずに、まだまだ自分も気合入れていこうという気にしてくれました」
横山「秋ツアーは自分がしたかったツアーがやっと見えた感じがしました。加入してすぐの数ツアーは緊張や不安も入り混じりつつのツアーだったので、自分がモーニング娘。に入ってやりたかったライブを明確に出せなかったんです。でも前回のツアーは15期も入ってきて、自分が自然と上を目指していかなきゃいけないというか。
だから前回は試しに、ライブを楽しむというだけで、目標ナシでツアーに臨んだんですよ。それが正解だったのかは分からなかったんですけど、ツアーが終わった時にスタッフさんから『目標は何だったんだ』と言われて『目標は作ってないです。楽しむってだけでやってました』って言ったら、『ほかのスタッフさんが今回のツアーの横山いいよねって言ってたから、お前のその考えは正解だったんだ』って言っていただけたんです。
それを聞いて、自分がやりたかったライブってこうだったんだなって感じられて。ライブを楽しむっていう気持ちを体で覚えていると思うので、それを次のツアーでも取り入れつつ、今度は楽しむ以外にも、向上心も持ちながら頑張って行きたいなと思いました」
高橋愛さんからのメールで、自分を磨いていく時期だと気づいた
佐藤「この前、ハロー!プロジェクトのコンサートに高橋愛さんが来てくださって、その後にお叱りのメールをいただいたんですよ。そろそろ自分に磨きをかけていく時間だなというか。後輩が15期まで入ってくると、自分はしっかりしなくちゃいけないのか、ふざけていいのか分かんなくなっていたんです」
譜久村「分からなくなったの?」
佐藤「今までは『上を目指して』とか『燃えて燃えて!』みたいなのがあったんですけど、そろそろ違う方向を見つけていかなくちゃいけないんだなって実感が湧いたと言いますか。コンサートに向けての感情が、後輩とは違うんです。そろそろ磨きをかけて、佐藤優樹というパフォーマンスを見つけないと。高橋愛さんから『あなた自分を見失いすぎ』ってメールが来たので、これはいけないなって。
人からは『やる気がないふうに見えてた』って言われてて、『やる気はあるんだけどな』と思っていたというか。例えば、後輩の横山がやったパフォーマンスが私と同じだったとするじゃないですか。横山はそのままそれをやればいいんですよ。そこから学んでいくから。でも私は後輩が自分と同じことをしていたら、自分はやめて違うものを見つけていかないといけないってことに気付かされて。そうでないと先輩だと言えないから。自分を変えなきゃいけないんだぞってことに気づいた感じですかね。鍋にゴハンを入れる準備をしないとなって(笑)」
牧野「シメのゴハンを入れる準備を(笑)」
譜久村「上手いな(笑)」
――では最後に、グループとしての2020年の抱負をお願いしいます。
譜久村「目指しているのは日本だけじゃなく全世界の方から愛されるってことなんですけど、2019年の夏に、モーニング娘。史上最多人数の方に見てもらえたステージがあって(「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」)。そのステージに立った時に、ああ頑張ってきて良かったなって思えたんですよ。だから2020年もたくさん大きい景色を見たいなと思っていて。ただ大きい会場に立ちたいというだけじゃなくて、それぐらいの人たちを楽しませられる気持ちを私達みんなが持っているなと思うので、どこまで挑戦できるかっていう1年にしていきたいと思っています」
ふくむら・みずき●1996年10月30日生まれ、東京都出身。リーダー。
さとう・まさき●1999年5月7日生まれ、北海道出身。
まきの・まりあ●2001年2月2日生まれ、愛知県出身。
よこやま・れいな●2001年2月22日生まれ、埼玉県出身。
おかむら・ほまれ●2005年5月9日生まれ、東京都出身。