朝ドラ「カーネーション」だんじり祭り、迫力の撮影現場! 尾野真千子ら女性たちはケンカの毎日!?
5月22日、NHK総合ほかで10月から放送予定の連続テレビ小説「カーネーション」のだんじり祭りのシーン撮影が行われ、あわせて主な出演者の会見が行われた。会見にはヒロインの尾野真千子のほか、共演の柳生みゆ、栗山千明や田丸麻紀、そして制作統括を務める城谷厚司氏、脚本の渡辺あやが登場した。この日行われたのは第1回目の見せ場の祭りの一幕。高さ3.84メートル、重さ4.5トンの岸和田市五軒屋町で使われている本物のだんじりが用意され、同じく五軒屋町から250人の男たちが引き手として参加し、本番さながらの大規模な祭りのシーンが撮影された。
同作は、大阪府岸和田の呉服屋の家に生まれた男まさりの女性・小原糸子が「女にしかできないことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道で生きていく姿を生き生きと描く物語。ヒロインのモデルはファッションデザイナーの小篠綾子。コシノヒロコら三姉妹をモデルとする娘たちも登場し、世界を舞台に活躍していく。
尾野は撮影現場について、「ロケが始まってちょうど1週間が経ちますが、(ヒロインが)14歳から始まるということもあり、まだまだ探りながらほかの出演者の方と一緒にやらせていただいています。14歳ということで、テンションを上げて、いつもニコニコ走って騒いでけんかして、というのが続いていますが楽しんでいます」と早くもすっかり打ち解けた様子を語った。また、初めて間近で目にしただんじりを引く様子を「やっぱりすごかったです。本番の祭りがより一層見たくなりました。だんじりを見たり、その迫力ある掛け声を聞いたりして、これから約9カ月間がんばっていく活力をもらいました」と笑顔でコメントした。
朝ドラ初出演の柳生は「私はきょうで撮影3日目で、朝ドラも初めてで、長い期間撮影するのも初めてなんですが、糸子姉ちゃんは楽しく、優しく、話しかけやすいようにフレンドリーに話してくれるので、妹たちと一緒に仲良く楽しく撮影しています」と現場の雰囲気のよさをアピール。
この日、撮影初日を迎えた栗山は「きょう初めて共演のみなさんともお会いしまして、このように着付けなどもしてくださって、『これが奈津(役名)なんだ』と改めて実感できました」と感慨深い気持ちを明かした。また「私の課題としては、どうしても関西弁というか岸和田弁が…。私は今まで方言の演技をやったことがないので、チャレンジだと思っています。『気持ち』と『ことば』というものをうまく操れるか、ということが一つ課題かな、と思います。みなさんに教えていただきながらやっていけたらな、と、そうやって気持ちよく(糸子と)ケンカしてやっていきたいと思っています(笑)」と気持ちを奮い立たせながらコメントした。
同じく撮影初日だった田丸は「私は出身が『だんじり文化圏』で、きょう引いていらっしゃるみなさんと同じエリアで同じように育ってきましたので、感覚的にすごい近いものがあるのかな、と思っています。台本を読むたびにすごく感情移入がしやすいのが私としてはとてもうれしくて、またきょうこういう形で『だんじり』に会えることもうれしくて。着付けしたりしている間にも『ソーリャ、ソーリャ』と声や音が聞こえるとソワソワして出て行きたくて仕方なって。ですので、きょうは私にとってとても幸せな日です」と同郷の祭りに対する抑えきれない気持ちを明かした。
平成23年10月3日(月)スタート予定(全157回)
毎週月曜~土曜朝8:00~8:15ほか NHK総合ほかで放送