異例の抜擢! ドラマ主題歌&エンディングを担当する川口レイジ「“奴隷”は一つ、絶対的なキーワードだった」
現実では恥ずかしいようなことも歌にすれば緩和される気がするんです
――また、今作に収録されている「MOVIE」「Be mine」についても聞かせてください。
川口:「MOVIE」の歌詞、どうでしたか?
――歌詞の世界の情景が目に浮かぶような気がして、とても素敵でした。でも、そうおっしゃるのはどうしてでしょう?
川口:「MOVIE」の歌詞は99.5%くらいが日本語だったので。僕の曲の中でも珍しいことなんです。今の僕に日本語で伝える力がどれくらいあるんだろう?と、自分でも疑問に思っているから気になっちゃって…。
――すごく良かったです。「MOVIE」はどういったところから生まれた楽曲になるんですか?
川口:この曲を作るとき、ちょうど観たい映画があったんです。でも、全然行く時間がなくて…。映画行きたいなぁと思ったのがきっかけで、「あ、“MOVIE”って題材で何か作ろうかな」って(笑)。歌詞の内容の方は、この曲に限らず結構行き当たりばったりに書いていることが多いんです。Aメロから順に当てはめていって、AメロがこうなったからBメロはこういう展開にしよう、AメロとBメロがこうなったからサビはこうしたらいいんじゃないかとか。テトリスみたいな感じなんです(笑)。その中で一貫性が出てくると面白いかなと思って書いています。
――そんなふうに書いていく中で、自分でも意外に思えるようなフレーズが出てきたりもするんですか?
川口:あります。特に「Be mine」は、こんなこと歌って恥ずかしくないのかな、自分はって思ったりします(笑)。でも、歌だったら緩和されるしという思いもあるので。
――歌だからこそ言えることもあるっていう。
川口:そうなんです。<Will you be mine mine mine?>って何回言うんだろうって(笑)。この曲は、僕のデビューEP「Departure」に収録されている「R.O.C.K.M.E. ft. Marty James」という曲の続編をイメージして書きました。ダンスホールのような場所で出会った女性に対する想いを、「R.O.C.K.M.E.―」のときはまだせめぎ合っている感じだったのが、「Be mine」ではつかみにいくというか。「R.O.C.K.M.E.―」からちょっと物語が進んでいる感じに作っています。また、ライブで盛り上がれたらいいなという思いも込めています。
――ライブといえば、3月27日に初めてワンマンライブが行われます。どういったライブにしたいですか?
川口:僕の今のライブスタイルは、ストリートライブではギター弾き語りで、配信サイトではピアノ弾き語り、イベントなどのステージではバンド編成という感じで、いろんな種類があるんです。今回は初めてのワンマンということで、そういうさまざまな要素を取り入れた構成にしようと思っているので、ぜひよろしくお願いします!
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