<10の秘密>松村北斗、感情をあらわにした撮影で「芝居の楽しさが垣間見えた気がした」
松村北斗「すべて出し切った」
松村が演じる伊達翼は、ジャズバーでピアノ演奏のアルバイトをする音大生。事あるごとに瞳に近づき、いろいろと聞き出そうとする謎の存在だったが、第5話で“10年前の火事”で亡くなった女性の息子であることが判明し素性が明らかになった。
翼の母親が10年前の火事が原因ではなく、何者かに殺され、その犯人が圭太だと考えていた翼。その考えが暴走し、圭太にナイフを持って襲い掛かる。このシーンの撮影はあまり感情の起伏を見せない翼が、圭太に怒りをぶつける緊張感のある撮影となった。
松村は「リハーサルの時にはいろいろと考えてしまって、せりふに詰まったりしてしまったのですが、本番の撮影では自然とせりふが出てきて、動けました」と振り返った。本番の撮影では「感情がのっていた」と話す松村の芝居は、いろいろと考え悩んだ結果が自然と出た形となっていた。
松村は「カットがかかった時に、それまでどう動いたか覚えていなかったんですが、撮影は楽しかった」と話す。「感情をあらわにするシーンですべて出し切った感覚があった」と続け、「すごく気持ちよかった!役者の方々は、こんなに楽しいことに挑んでいるんだって思い、その楽しさが垣間見えた気がした」と、翼を演じることに対するさらなる意欲が出たと告白。
また、「翼も人間なんだと思える部分が、台本が進むにつれ出てくる。時間も経過することで、誰かと触れ合い翼が変わっていくところを読み取って表現している」と、翼を演じる上でのこだわりを明かした。
そして、第6話の見どころとして「第5話の結末を受けて、翼の存在を理解していただけると面白いかと思います。翼自身の過去が明らかになっていく部分や、圭太との関係がどう変化していくかをうまく表現できたと思います」と語った。