櫻井孝宏『FINAL FANTASY VII REMAKE』への思いを語る「声が付くことへのプレッシャーも」
――物語の深さや重厚なストーリーがたくさんの人たちの心を引きつけていると思いますが、改めて主人公のクラウドはどんなキャラクターですか?
リメークの中に新しく軸になるような表現がたくさんあって、クラウドをもっと深く理解できるタイミングになると思っています。
クラウドは、クールや孤独という表現が似合うキャラクターですけど、どこかかわいげがあるんです。ストーリーを追うごとに彼の成長と変化が見られて、その中に人間味のあるやりとりがたくさんちりばめられているので注目してほしいです。
彼を追いかけていると親近感が湧いてきますね。これからも長いお付き合いになりますので、キャラクターの個々の内面をしっかりつかんで楽しんでもらいたいです。
――それでは、最後に今作の見どころについてお聞かせください。
オリジナルがリリースされて以降、数々の関連作品が作られました。その中で築き上げてきたクラウド像が自分の中にあります。
実際にプレーした人の、想像の中で楽しんでいたものに音、声が付くことへのプレッシャーも感じつつも、「早くプレーしてもらいたい」というのが素直な気持ちです。
ストーリーの方向性がはっきりしますし、キャラクターの輪郭もくっきりします。登場人物たちの人間としての立体感や奥行、深さが今回のリメークの大きな見どころになると思います。
単純にプレーするだけでも楽しめますが、映像作品のようにも楽しんでいただけるのではないかなと思っております。
2月6日から4月22日(水)まで
東京スカイツリーで開催中