BiSHアイナ・ジ・エンド、賀来賢人主演ドラマで人生初演技に挑戦「全役者さんを尊敬」
TBSで2月25日(火)にスタートするMBS/TBSドラマイズム「死にたい夜にかぎって」(2月25日[火]スタート 毎週火曜夜1:28-1:58、TBSほか※MBSでは2月23日[日]スタート 毎週日曜夜0:50-1:20)の第1話特別試写会&トークイベントが2月19日に都内で行われ、主演を務める賀来賢人、村尾嘉昭監督、脚本を担当した加藤拓也氏、原作者の爪切男氏、エンディング主題歌を書き下ろしたBiSHのアイナ・ジ・エンドが出席した。
同作は、原作者・爪切男氏本人の実体験エピソードを書いた同名小説を実写ドラマ化したもの。幼くして母に捨てられた主人公・小野浩史(賀来)が、さまざまな女性たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していく、悲しくもユーモアあふれる物語だ。
そんな本作のドラマ化を熱望したという村尾監督は「溝の口の本屋さんで(原作を)手に取って、最初の学校のブロックを読んで面白すぎて!すぐ企画書を書きました」と打ち明け、どうすれば原作権を取れるのか考えた末、爪氏が出演したトークイベントに会いに行ったそう。
爪氏は「サウナにみんなで入ろうというよくわからないイベントに呼ばれていて、予約者は1人しかいない集会だったのに、村尾さんがいらっしゃって…サウナで一緒に服を着ていない状態でオファーをいただいたので、こういうオファーもあるんだなって思いました。最初は“ドッキリ”だと思いましたが、熱意は感じていたので、気にはなりましたね」と振り返った。
また、原作を読んだ感想を聞かれた賀来は、「最初は実話だと思ってなくて…最後のあとがきで実話だったんだっと知って。『だから物語がすっと(自分の中に)入って来たんだ』って思いました。関わる人も破天荒ですし、浩史という人自体も、絶望的なことが自分に起きていようが『まっ、いいか』精神で乗り越えてしまう。それを赤裸々に、悲劇を喜劇に変えて書いている爪さんのお顔を想像して、どんな人なんだろうって興味が湧きました」と目を輝かせた。
脚本は26歳の若き奇才・加藤拓也が執筆!
同ドラマの脚本は、「俺のスカート、どこ行った?」(2019年、日本テレビ系)などを担当し、舞台界でも名を馳せる、加藤拓也。原作を脚本の落とし込む際にこだわった点を聞かれた加藤氏は「村尾さんからお話をいただいて、僕はもともと原作を知っていたから『原作が好き』って話から始まって、『原作を大事にしような』って話をして、決定稿を書き終えたあとに爪さんと初めてお会いしたんですけど、そのときに第一声目で『原作に忠実にするのはちょっとね』って言われてビックリしましたね」と苦笑。
その後、どうしたのか追及されると「“決定稿やし知らんわ”って思ってまあええかって。でもご本人の体験談ということで、変にいじくり回すのも違うかなという思いもあったので、そこは大事にしたいなと思いました」とこだわりを明かした。