北川景子、浜辺美波を追い詰める“ママ”役に「お受けするかギリギリまで考えました」
エマらが暮らす孤児院“グレイス=フィールド”の子どもたちの“最愛のママ“であり、高い知能を持った子どもを育てる“ママ界のトップオブトップ”であるイザベラを、北川が演じる。
イザベラは、慈愛とほほ笑みに満ちた理想的なママの姿と、鬼の手下として冷酷かつ無慈悲な態度でエマらを追い詰めるという、2面性を持っているキャラクター。
オファーがあってから原作を読んだという北川は「とても面白くて漫画の世界観に引き込まれていきました。特に私は年齢も近いイザベラにとても惹かれましたし、こんな面白い漫画は初めてだ!と大興奮で一気に読みました」と世界観を絶賛。
一方で「ただ、この役のオファーをお受けするかどうかはなかなか決断することができずギリギリまで考えました。原作ファンの方々も大変多くいらっしゃいますし、オファーを頂いた時は、私には難しいのではないかなという気持ちの方が大きかったです」と、大役を受けるべきか悩んだことも明かす。
それでも「最終的には思い切ってお受けしようと決めました。私たちのイザベラとクローネをどうぞお楽しみに!」と語るなど、並々ならぬ覚悟をのぞかせた。
そして、イザベラの手下のシスターながら下克上を狙うクローネを演じるのは渡辺直美。
表情豊かかつ過剰なほどの動作で原作でも異色キャラとして注目されていたクローネ役に対し、渡辺は「あの表情豊かなクローネを実写でしっかり表現できるように、監督と相談しながら全力でチャレンジしました! 北川さん演じるイザベラと一緒に、子どもたちの前に立ちはだかる存在になりたいと思います」とコメントした。
そんな強烈な存在感を放つ二人との共演に、エマ役の浜辺は「北川さんと渡辺さんが決まったとお聞きした時、エマ、レイ、ノーマンに立ちはだかる存在としては、これ以上ない二人だと思いました。エマとしても、読者としても、お二人がぴったり過ぎて幸せです」と喜んだ。
プロデューサーの思い
また、北川の起用について、プロデューサーの村瀬健氏は「これほどまでに『会心』と言い切れるキャスティングはそうそうありません! あの気高さ、美しさ、優しさ、そしてその裏に潜む怖さ…、その全てにおいてイザベラは北川景子さん以外考えられませんでした。原作ファンの方にも納得して頂ける最高のキャスティングではないでしょうか」と自信を見せる。
一方、渡辺については「あの得体の知れない雰囲気、常人離れした風貌&仕草…、あんな特異なキャラを演じられる女性は渡辺直美さん以外にいないでしょう。もしもお二人に断られてたらと思うと今でもゾッとします。原作そのものである上に、生身の人間が演じる意味が加わった実写版イザベラとクローネ、ぜひ楽しみにしていて下さい」とアピールした。