「ゆるキャン△」大垣の再現度の高さが話題!田辺桃子インタビュー!「うれしい反面、かなりプレッシャーでもありました」
累計部数250万部を突破し、昨今のキャンプブームの火付け役とも言えるコミック「ゆるキャン△」。2018年のアニメ化に続き、現在テレビ東京ほかで放送されているドラマで大垣千明役を演じているのが、田辺桃子だ。1月9日に第1話が放送されると、原作同様の“ゆるさ”あふれる作品の世界観はもちろん、彼女が演じる大垣の再現度の高さも話題に。オーバーリアクション多めの賑やかで男気のある性格の大垣は、彼女曰く「自分とは真逆のキャラクター」とのこと。そんな大垣を演じるにあたってのこだわり、さらには同世代の共演者たちとの撮影エピソードを田辺本人に語ってもらった。
大垣を演じるのはうれしい反面、プレッシャーでもありました
――大垣千明役に決まったときの心境を教えてください。
田辺:オーディションだったんですけど、その時点では特に何役でというのはなかったかと思います。リンやなでしこ、イヌ子(犬山)も一通り演じて、最終的に大垣に決まったときは自分でも本当にビックリしました。原作の大垣は愛らしくて、個性的で、それでいて面白いところを全部持っていく、みたいな(笑)。本当、最高のキャラクターだったので、そんな大垣を私が演じさせてもらえるのはすごくうれしい反面、かなりプレッシャーでもありました。
――どんなところにプレッシャーを感じましたか?
田辺:原作ファンの方からアニメファンの方まで、たくさんの人に愛されているキャラクターだからこそ、みんなが愛している大垣になれなかったら、期待に応えられなかったらどうしよう…って。でも、個人的には、原作をそのまま人間が再現するのも違うなと思う部分もあって。今回も、原作の世界があって、アニメの世界があって、その次となるドラマでは、「ゆるキャン△」の世界観が実際に私たちの生活の中にあったらどういう景色が見えるだろう?という、一種の提案として作っていこうと思っていました。なので、原作からいろんなスパイスをもらって、私が見たい大垣はコレ!って感じで演じました。
――ドラマを観た方たちの反応を見ると、ドラマの評判はもちろんのこと、大垣の再現度がすごい!と、かなり好評ですね。
田辺:たくさんの反応をいただけて、すごくうれしかったです。実は、ドラマの撮影は放送前に全て終了しているんです。最初からそれが分かっていたからこそ、大垣に限らず、撮影自体が、例えばカメラの角度一つにしても漫画を片手に行うみたいな現場でした。全てを忠実に再現するわけではないものの、野外活動サークル(通称:野クル)の部室であったり、物の並び順だったり、原作を知っている人が見た時に「そのまんまだ!」ってなるようにスタッフさんたちもこだわってらっしゃったので、それを受け入れてもらえたのは良かったなと思いました。