結果的に完全燃焼できた
――改めて、この写真集を制作したことで成長したと思うポイントはどこですか?
私自身、まだまだだとは思いますが、ゼロからどのように良い物を作り上げるのかということを、このビジュアルブックを通して考えさせていただけたことは、本当に成長につながりました。
制作する上で、ご迷惑をお掛けしながらとなってしまいましたが、「何をやりたい」「このようにしたい」という思いを自分から考え発信し、良い作品を作り上げるためにはどうしたら良いのかを、自分で考えられたことは非常に良かった点ですね。
この意識が芽生えるだけですごく大きい。どのように自分を見せたいかもすごく考えさせられました。アイドルの時はそれがほとんどなくて、衣装は用意されていましたし、楽曲もすでにあったので、本当に全部がすでにあったから。自分で全部考えなきゃいけなくなった時に初めて、サポートしてくれる人のありがたみを知ることができました。
例えばタイトルを決める時や表紙の写真をどれにするかなど、ここまで自分で決めるんだという驚きが多くて。今までは考えたことすらなかったから。タイトルも字体をどうするか自分で決めたんですよね。今までの人生で字体を考えることなんてなかったですからね!(笑)
「自体ってそもそも何があるの?」というところからスタートでしたし。でも、細部まで自分で決めてやり切れたことはかなり大きいことですし、結果的に完全燃焼できたと思います。やりきった感覚は自分の中でも大きいです。
完成した本を見てすごく感動しました。「この写真を載せます」とデータでは送られてきていたので、携帯を見て「この写真が載るんだと」と知ってはいましたが、ちゃんと本になってから見ることで、初めて実感が湧きました。「やっとできた~! うれしい!」と。長丁場だった分、本当にうれしかったですね。
――その経験やゼロから作り上げて楽しいという感覚はこれまで絶対に体感できなかったことであり、そしてこれから先も追い求めていきたいという気持ちになったのでは?
本当にその通りです。自分がこれからどういうことをしたいとか、そしてどのような服を着たいかなど、考えるきっかけになったのが、このビジュアルブックです。今後もより頑張っていきたいと思えるビジュアルブックになりましたね。
一番の軸はシンガーとして
――今後の展望を教えてください。
やっていきたいことは、やはり歌がメインです。ソロのシンガーとして今後も活動してまい進したいと考えています。ただ、まだまだスタート段階の駆け出しの立場なので、まずは歌というジャンルを自分で確立してから、さまざまなことに挑戦したいですね。
昨年はTwitterドラマに出演させていただくなど、新しいことに挑戦した2019年だったので、2020年もさまざまなことに挑戦したいと考えています。自分の中で「これはできない」という先入観や固定観念は持たずに、活動していきたいと考えていますが、一番の軸としてはシンガーとして活躍したいと思っています。そこから手足などを付けていきたいです。
――2月8日にワンマンライブを開催しましたが、歌手のアヤ・エイトプリンスが始まりましたね。
そうですね。やっとスタートが切れます。ここから歌手としての人生が始まります。まだまだ未熟な部分が多いと思いますが、温かく見守ってもらえるとうれしいです。よろしくお願いします。
発売中
出版社=株式会社アニメストリート
価格=各2500円(税込)
頁数=2冊共84頁