次期朝ドラヒロイン・尾野真千子が“岸和田弁”に苦労!?
NHK総合ほかで10月から放送予定の平成23年度次期連続テレビ小説「カーネーション」の撮影が、6月6日大阪府岸和田市にて行われ、あわせて主な出演者の会見が行われた。会見にはヒロインの尾野真千子のほか、共演の小林薫、宝田明、十朱幸代らが出席した。
同作は、大阪府岸和田の呉服屋の家に生まれた男まさりの女性・小原糸子が「女にしかできないことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道で生きていく姿を生き生きと描く物語。ヒロインのモデルはファッションデザイナーの小篠綾子。コシノヒロコら三姉妹をモデルとする娘たちも登場し、世界を舞台に活躍していく。
糸子を演じる尾野は、「ここ2日非常に天気が良くて岸和田で晴れを満喫でき、しかもこのような素晴らしい場所でロケをさせていただいて、とても気持ちが良いです」と岸和田での撮影を気に入っている様子。また、“岸和田弁”については、「私は奈良出身なので関西弁には慣れているんですけれども、ちょっとの差がすごく難しくて、なかなかセリフが出てこないこともあります。でも、とても面白い言葉だなと思っていつも楽しみにやっています」と、苦労をしながらも楽しんでいると笑顔で語った。
糸子の父・善作を演じる小林は、「先日のだんじり祭のシーンでは、僕は屋根の上ではなくだんじりの正面に乗りまして、本当に気持ちよく乗せていただきました。ただ乗っているだけだったんですが、(その様子を見ていた)知り合いが僕のことをうっとり見ているような感じがしまして(笑)、男の人があのだんじりに乗るだけで男っぷりが普段より上がるのか、と気持ちよく撮影させていただきました」と周りの視線をうれしく感じていたという。
糸子の母方の祖父・松坂清三郎を演じる宝田は、「年を重ねていくうちに、身の引き締まるような思いで、一つ一つの仕事が大事に思えてくるようになりました」と仕事に対する姿勢を語り、また、尾野と同様に、「今回は大阪弁というか神戸の言葉でございますが、普段私が慣れていない言葉であるだけに、いささか言葉の面での闘いもございます」と言葉の苦労を明かした。ヒロインの尾野については、「とても明るい女性で、私は仕事の上だけでなく仕事を離れたところでも、自分の実の孫のような気持ちで接しております」と明かした。
糸子の母方の祖母・松坂貞子を演じる十朱は、「昨日初めて撮影に参加させていただいたんですけれども、もう1日で糸子ちゃんのおばあちゃんになった気分を味わわせていただきました。だんだんといい孫だなあという風に心に染みてきています」と役柄や糸子への思いを語った。
最後に尾野は、「ヒロインをやらせていただくということはすごく緊張しますけれども、天気に恵まれて(岸和田の地が)後押ししてくれているのかな、と思いました。これからも引き続き頑張ります!」と力強く語った。
平成23年10月3日(月)スタート予定(全157回)
毎週月曜~土曜朝8:00~8:15ほか NHK総合ほかで放送