Matt、“伝説のミュージカル女優”の生きざまに共感「有名になることだけが全てではない」
自身のSNSでは日々素直なメッセージを発信しているMattだが、音楽では普段言えないような素直な気持ちを表現したいとのことで、「歌もメークも、自信がなかったり、個性をつぶされてしまったりしている人の背中を押してあげたいというテーマが僕にはあって、自信を持って生きてほしいと思っています」と熱を込めて語った。
そして家族の反応については「最初はジェジュンさんのライブにピアノで出させてもらって、大きいライブでやるのは緊張したんですが、やっとできたという達成感もあって、楽屋に戻ったときは母と抱き合って泣きました」と振り返る。
元々ピアノをやり始めたのも、父・桑田真澄が肘を故障した際のリハビリを後ろから見ていたことだと言い、「独学で始めたんですが、まさかそれがきっかけになるとは父は思っていなかっただろうけど、うれしかったみたいです」と、感慨深げに語っていた。
美声を響かせる!
その後、いよいよ本イベントの目玉である「オーバー・ザ・レインボー」の歌唱へ。
劇中ではラスト7分でレネーによる感動のパフォーマンスが披露されるが、イベントではP!NKがカバーしたものを参考にしたという、Mattのオリジナルアレンジで、プロのチェロ奏者の演奏付きという豪華仕様のパフォーマンスに。
英語の歌詞を、圧倒的な声量でビブラートを効かせ、緊張を感じさせない堂々のパフォーマンスを披露すると、会場からは大きな拍手が上がった。
Mattは「マスコミの方々と距離が近いから緊張しました!」と謙遜しつつ、今回のアレンジについては「P!NKさんのカバーを参考にさせていただきつつ歌い方は変えて、原曲も大事にしました。本作は通しでは2回くらい見て、その際のフィーリングだったり、レネーの歌い方だったりもそうですが、ストーリーをしっかり自分の中に落とし込んで、オリジナルでアレンジして歌わせていただきました」と明かす。
一方、新型コロナウイルスの影響で、相次いでイベントが中止になっている昨今。
その影響については「先日TGC(東京ガールズコレクション)に初参加したんですが、無観客での実施でした。大きな会場で歌うのは良いですね! 今の時代は配信があるので、お客さんが入った状態の会場の空気感を感じるのは難しいけど、配信自体にリアクションもあって、たくさんの人に見られていると実感できましたし、新しい楽しみ方だなと思いました。
なかなか外出もしづらい状況ではありますが、家の中ならではの楽しみがあったり、家族と過ごす時間が増えたりいい面もあると思います。マイナスに捉えがちだけど、やれることはたくさんあると思うので、プラスに考えてほしいなと思います」と前向きなコメントを残した。
最後に、本映画をこれから見る観客に向けて「何度も見てしまうストーリーです。ジュディの生きざまは、皆さんの人生にも通じるところがたくさんあると思います。歌手とかタレントがどういうことを感じているのか、知ることができる機会にもなると思うので、ぜひ何度も見てほしいです」とあらためてアピールした。
3月6日(金)全国ロードショー
<スタッフ>
原作:舞台「End Of The Rainbow」ピーター・キルター
監督:ルパート・グールド 脚本:トム・エッジ
配給:ギャガ
<キャスト>
レネー・ゼルウィガー、フィン・ウィットロック、
ルーファス・シーウェル、ジェシー・バックリー、
マイケル・ガンボンほか
【HP】gaga.ne.jp/judy/
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