賀来賢人&山本舞香のケンカシーンに視聴者「笑えて泣けた」「死にたい夜にかぎって」が描く“エモい”世界
浩史とアスカのケンカが“エモい”理由
岡田に血迷った挙句サクッとフラれた浩史が帰宅すると、アスカはなにやらダンスに夢中。珍しくキレた浩史だが、その言い分は「どうせ踊るならさ、もっと真剣に踊ればって言ってんの!」「今の俺はドの音が嫌なんだよ!お前のステップはドなんだよ!」と、独特すぎるもの。
そんな浩史を「誰がやったってドになるでしょ、こんなの!」「偉そうに言うんだったら踊ってみろよ!ドじゃないんだろうな!」と真正面から受け止めるアスカ。ともにギリギリのところで踏みとどまってきた2人は、押さえてきた思いを放出するように涙を流し、怒鳴り合った。
ケンカにけりをつけたのは、やっぱり浩史だった。首から上を固定したまま妙なステップを踏み、「TRFのSAMが言ってたよ。どんなに激しく動いても、首から上をまったく動かさないのが基本だって」と言い出した浩史。アスカもそのステップをまねるうち、2人には自然と笑顔が戻っていた――。
傍から見たら滑稽な痴話ゲンカでも、本人たちは至って真面目。そのリアルさが、視聴者の心をとらえた。SNSでは「ケンカのシーン、“ド”の音のくだり最高だった。笑えて泣けた。あんなふうに自然に仲直りできるの素敵」「こういう普通の出来事が宝物になってくんだよな」「重いのに笑える。奇跡みたいなドラマ」「まさにカオスで神回」といった好意的な感想が多く寄せられた。
ほかにも、突然現れて自転車を盗もうとする吉野さんや、あんなに熱烈アピールしていたのに「もう遅いっす」「ダセえっす」とサクッと浩史を振ってしまう岡田など、あいかわらず“カオス”な展開だった3話にファンからは「エモい」の声が上がる。
人生はうまくいかないことだらけ。たとえ傍から見たら滑稽(こっけい)でも、一所懸命その瞬間を生きるだけ。そんなメッセージが見る者それぞれの人生と重なって、エモーショナルな気分を生んでいる。