ブロードウェイミュージカル「サイド・ショウ」の再演が決定!!
‘10年4月に上演されたブロードウェイミュージカル「サイド・ショウ」の1日限りのガラコンサート「サイド・ショウ ミュージカルライブ」が6月18日、都内で開催された。本公演内では、10月に再演されることが発表され、昼公演後に出演の貴城けい、樹里咲穂が会見に出席した。
本作品は、「ドリームガールズ」を作曲したヘンリー・クリーガーの手によるブロードウェイミュージカルで、’98年のトニー賞でオリジナル楽曲賞など4部門にノミネートされた。20世紀初頭に実在した結合双生児スター・ヒルトン姉妹を主人公に「サイド・ショウ」と呼ばれる見世物興業から、本格的なショービジネス界のスターへと駆け上った姉妹の数奇な運命と、特異な恋愛模様を描いている。
再演が決定したことに樹里は「久しぶりで楽しかったです。自分たちにとって大切な作品なので、今回ミュージカルライブという形で上演できたこともうれしいですし、再演も決まったので、もう1回演じられるのがとてもうれしいです」と思いを語った。
また、貴城は「皆さんから再演をしてほしいという手紙をたくさんもらって、自分自身ももう1回挑戦したいなって思っていました。このミュージカルの持っている曲の素晴らしさとか、世界観があるのでまた初演と違った形でアプローチしてパワーアップできたらいいなと思っています」と語った。
さらに樹里は「きょうのライブでも試してみたこともあるんですが、ああしたいこうしたいっていうのがたくさんあるので、10月の再演ではかなりいろんな箇所が細かく練り直されているんだろうなと思ってますし、新メンバーも2人入ったので初演とは違った作品になるんじゃないかな」と再演に向けての思いを。貴城は役どころについて「2人でこの役をやったことは良かったですよ。いまでも仲良しですから。わたしが次にやる“ビクター・ビクトリア”にも出てほしいくらいです。右行くとか左行くとか最初は決めてたんですけど、いまとなってはお互いがどっち行きたいかなんとなく感じて、決めていなくても息がぴったりです」と明かした。
最後に樹里は「1年たつと、あれもしたいこれもしたいっていうのがいっぱい出てくるんですよ。なので、また全然違った“サイド・ショウ”になるんじゃないかと思うので、それに向けて果敢に挑戦したいです」と語り、貴城も「再演っていうのは難しくて、初演で素晴らしかったって言ってもらえるのがとてもありがたいことなんですが、それだけハードルが高くて、プレッシャーも感じてますけど、ただなぞるだけではなくそれ以上のものにしなくてはいけないですよね。でも樹里さんのデイジーといっしょにゼロからのスタートのつもりで作り上げていって、前回よりもさらに良かったって言っていただけるように一生懸命がんばっていきたいです」と意気込みを語った。
■東京公演・シアター1010
10月1日(土)-10日(月)
■大阪公演・森ノ宮ピロティホール
10月15日(土)