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“4代目あずみ”今泉佑唯が表現した新しい「あずみ」像

2020/03/20 15:41

4代目「あずみ」を演じる今泉佑唯
4代目「あずみ」を演じる今泉佑唯

舞台「あずみ ~戦国編~」が3月20日より上演中。

同作品は、小山ゆうの人気コミックを舞台化したもので、激動の戦国時代を刺客という過酷な使命を背負って生きる少女・あずみの活躍を描く人気作。

2003年と2005年に上戸彩主演で2度映画化され、舞台版では2005年に黒木メイサ主演で上演、2016年には川栄李奈主演で上演されており、絶賛のうちに幕を閉じた。

今作では、今泉佑唯が4代目あずみを演じる他、あずみと共に運命を共にする忍び・うきはを瀬戸利樹、物語の語り部として活躍する飛猿を味方良介高橋龍輝がWキャストで演じる。

初日の前日となる3月19日に公開ゲネプロが開催された。

ゲネプロでは、今泉がこれまでとは一線を画したあずみを熱演。今泉のあずみはこれまでの演じられてきたあずみより“男っぽさ”が際立っており、力強い殺陣に加えて、声やせりふ回しもどこか男性的な空気をまとわせ、男の中で育てられ男と同じような感覚で育ってきた少女であることを印象的に表していた。

その男っぽさは、旅の途中で少女から大人の女性に変わる“体の変化”が訪れたときの困惑や、女性になることへの不安などをよりくっきりと表現する効果をもたらすとともに、共感しづらいあずみの育ってきた環境をより分かりやすく伝えることにも作用。

さらに、使命のために人を斬ることに疑問を持ち、葛藤するシーンにおいても、男っぽいあずみだからこそ、見る者の心をより強く揺さぶる。

一方、あずみの命を狙う性別不詳の美しい刺客・最上美女丸を演じる小松準弥は、殺陣で流麗な太刀筋を披露。

芝居だけでなく流れるような刀さばきにおいても“性別不詳さ”を表現しており、力強い太刀筋のあずみとの対比が見事で、殺陣にもこれまでになかった新しい挑戦が垣間見えた。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

舞台「あずみ ~戦国編~」
【東京公演】3月20日~29日(日) 東京・渋谷 Bunkamura シアターコクーン
【大阪公演】4月4日(土)~5日(日) 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

画像一覧
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  • 4代目「あずみ」を演じる今泉佑唯
  • 【写真を見る】力強い殺陣を披露する今泉佑唯
  • あずみと共に運命を共にする忍び・うきはを演じる瀬戸利樹
  • 物語の語り部として活躍する飛猿を演じる高橋龍輝
  • あずみの命を狙う性別不詳の美しい刺客・最上美女丸を演じる小松準弥
  • 流麗な太刀筋で美女丸の“性別不詳さ”を表現
  • あずみの力強い太刀筋と美女丸の流麗な刀さばきの対比が見どころ
  • 闘いながら人を斬ることに葛藤するあずみを繊細に表現する今泉佑唯(写真右)
  • 淀の方役の有森也実と豊臣秀頼役の神永圭佑(写真左から)
  • これまでにない「あずみ」像を作り上げた今泉佑唯

関連人物

  • No Image

    今泉佑唯

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    瀬戸利樹

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    味方良介

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    高橋龍輝

  • 小松準弥

    小松準弥

  • No Image

    小山ゆう

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