“日本を元気に”2013年の大河は綾瀬はるか主演で会津発「八重の桜」
2013年の大河ドラマ「八重の桜」の制作発表が6月22日にNHK放送センターで行われ、主演に抜てきされた綾瀬はるか、脚本家の山本むつみ氏、制作統括の内藤槇介氏が出席した。
物語は、会津藩の砲術師範・山本謙八、佐久夫妻の子として生まれた新島八重の87年の生涯を描く。八重は、戊辰戦争では会津・鶴ヶ城で500人の女性たちと立てこもり銃を持ち戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、日清、日露戦争では会津の仲間と共に日本初の看護婦として同行し戦場へ向かったことから“日本のナイチンゲール”ともいわれたという。生涯、自身の可能性に挑み続け、全ての人の幸福を願った八重と、激動の時代を生き抜いた女性たちを描く。
そんな、強くて優しい八重を演じる綾瀬は「(八重は)現代の女性にも通じるメッセージ性を持っていて、強い女性でかっこいいイメージ。戦士でもあり、看護婦でもあり、いろんな姿がある女性。(主演が)私でいいのか不安もあります」と語り、また「銃を教えていたという女性だったそうで、ライフルの撃ち方を習いたいです(笑)」と意気込んだ。
脚本は、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を執筆した山本むつみ氏。「調べれば調べるほど八重が好きになっています。世渡り上手じゃないところ、頑固で型破りなところがある女性で、綾瀬さんが演じることでより魅力的になると思います」と期待を込めた。
本作は、福島を舞台とし“どんな苦境であっても人は幸せでなくてはならぬ”という志を貫いた八重の生き方で東日本大震災を受けた東北、そして日本へ向け“力強いメッセージ”として描いていく。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか NHK総合ほかで放送予定